倉庫労働ホラー『ORDER 13』3月10日配信へ。“何か”が潜む倉庫での出荷業務、癒しは飼い猫を愛でることだけ

Oro Interactiveは3月4日、Cybernetic Walrusが『ORDER 13』を3月10日に、Steam向けに配信すると発表した。本作は出荷作業のノルマをこなすゲームだが、その倉庫には“何か”がいるのだという。

パブリッシャーのOro Interactiveは3月4日、Cybernetic Walrusが手がける出荷作業ホラーゲーム『ORDER 13』を3月10日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応予定。

本作は、とある倉庫でたった1人で働き、商品の出荷業務をおこなう作品だ。ただし、倉庫では恐ろしい存在が徘徊しており、死の恐怖と隣り合わせの仕事となる。

『ORDER 13』の舞台となる倉庫には、出荷を待つさまざまな商品が保管されている。プレイヤーは、ここで住み込みで働く従業員として出荷業務をおこない、毎日のノルマをこなすことを目指す。出荷の作業をおこなう詰所は、倉庫の端にある小さな部屋となっており、まずはPCにて注文を確認。発注書を印刷して、指定の商品を倉庫に取りに行く。

広くて暗い倉庫内には大きな棚がいくつも並んでおり、発注書に書かれた記号と番号の棚を探すことから始める。そして目的の棚を発見したら、発注書に記された固有パターンを入力して鍵を開け、注文された商品を取り出して持ち帰るのだ。その後、詰所にて商品を段ボール箱に入れ、緩衝材を詰めてからテープで梱包し、伝票を貼り付けて発送すればひと仕事完了である。

そうして商品をひとつ発送するごとに報酬を得ることができ、ノルマに設定された金額を超えたらその日の仕事は終了。詰所の隅にあるベッドで眠りにつき、翌日になるとまた出荷作業をおこなう。

倉庫内を探索する際には、不気味な物音が聞こえたり、何者かの遺体の一部を目にしたりし、ついには異形のモンスターに遭遇することも。そのモンスターに捕まるとゲームオーバーになるため、注文された商品を確保しに向かう際には、常に周囲を警戒し、必要に応じて棚の隙間に隠れるなど対処しなければならない。

本作には、ゲームプレイのアップグレード要素も存在。詰所のPCでショップにアクセスすると、周囲を照らす懐中電灯や、発注書の内容をいつでも確認できるスキャナーなどを、報酬で得たお金で購入できる。そうしたアイテムにより作業効率が高まり、モンスターからの生存確率も高まるわけだ。また、カードキーも販売されており、購入すると倉庫の新たなエリアにアクセスできるようになる模様である。

このほか、主人公は詰所で猫を飼っている。猫には体力ゲージのようなものがあり、プレイヤーが詰所を出ている間に徐々に減少。そしてゼロになると、猫は寂しさにより死んでしまいゲームオーバーとなる。ショップにて、おもちゃやキャットフードを買い与えることで、寂しさを和らげることが可能だ。また、1日のノルマを達成した際にまだ猫のゲージが残っていれば、追加で仕事をこなすこともできる。猫は、不気味な倉庫内において唯一の癒しの存在であると同時に、ゲームプレイにさらなる緊張感をもたらす要素にもなっているわけだ。

『ORDER 13』は、PC(Steam)向けに3月10日配信予定。また、体験版が現在配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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