終末巨大列車サバイバルFPS『Enginefall』正式発表。超巨大列車内で下剋上目指し、襲撃・拠点作りなど何でもありのオンラインサバイバル

Red Rover Interactiveは2月18日、『Enginefall』を正式発表した。終末世界を走る巨大な列車を舞台とする、拠点運営やサバイバル、マルチプレイヤー要素を持つサンドボックスFPSだ。

Red Rover Interactiveは2月18日、『Enginefall』を正式発表した。本作はPC(Steam)向けに2026年初頭発売予定。

本作は、拠点運営やサバイバル、マルチプレイヤー要素を持つサンドボックスFPSだ。舞台となるのは、終末世界を走る「Shirley」と呼ばれる巨大な列車。プレイヤーは奴隷階級の「tailie」としてスタートし、階級を昇進して機関車を奪い、運転手になるために戦うことになる。


列車の中には階級制度があり、「First Class」にいる上流階級の人間は優雅な生活を謳歌している。冷凍睡眠やクローン技術もあり、廃墟が立ち並ぶ終末世界ながら、技術的に進んだ近未来であるようだ。一方で、低階級の人間は過酷な奴隷労働を強いられている。奴隷階級であるプレイヤーは、列車を奪うため反乱を起こす。階級を昇進し、時には他のプレイヤーと同盟を築き協力しながら、運転室を目指して進んでいく。力や戦略だけでなく社交術を用いることもでき、自由な形で反乱を主導することができるようだ。

また、手作業で改造された銃やスレッジハンマー、工業用のネイルガンなど、終末世界らしいデザインの武器が多数登場。これらは作業台でアップグレードが可能だ。そして空腹、喉の渇きといったサバイバル要素もあり、まさに身の回りにあるものを全て活用し、反乱を押し進めていくのだ。

反乱を目指す一方で、本作では自らの列車を所有することも可能。建築により車両を改造したり、乗客の管理を行うことができる。乗客の状態にも気を配る必要があり、適切に管理できないと、逆に反乱を起こされてしまう危険もあるようだ。

また本作に登場する列車は一つではなく、ライバルとなる列車も存在する。プレイヤーは「dagger shuttle」と呼ばれる襲撃用の列車を使い、他の列車を襲撃することができる。リスクを承知で飛び込むことで珍しい技術や素材を入手し、さらに自らの列車を強固なものにアップグレードしていくのだ。

本作を開発するのは、ノルウェーとイギリスに拠点を持つRed Rover Interactive。2023年にFuncom、Bohemia Interactive、Lockwood Publishing、Ubisoft などの大手企業出身の業界のベテランによって設立された新しいスタジオで、本作がデビュー作だ。「プレイヤーの主体性とドラマ性を重視した画期的なサバイバル体験を作り出す」ことを目指しているそうで、これまで本作を『Coltrane』というタイトルで1年以上開発を続けてきた。今回ゲームタイトルを『Enginefall』に改題し、正式発表したかたちだ。

『Enginefall』はPC(Steam)向けに2026年初頭発売予定。

Yusuke Sonta
Yusuke Sonta

『Fallout 3』で海外ゲームに出会いました。自由度高めで世界観にどっぷり浸れるゲームを探して日々ウェイストランドをさまよっています。

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