物理演算ぶん殴り合いゲーム『Bashing Brutal』発表。“完全に物理ベース”な血生臭いどつき合い、オンライン対戦もある
Amel Gamesは3月30日、『Bashing Brutal』を発表した。物理演算で近接戦闘をおこなうアクションゲームだ。

デベロッパーのAmel Gamesは3月30日、『Bashing Brutal』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページ表記によると日本語に対応予定。
『Bashing Brutal』は三人称視点のアクションゲームだ。近接攻撃が主体になるほか、「完全に物理ベース」と標榜されており、すべての攻撃が物理演算で処理されているようだ。その攻撃が当たったキャラクターやオブジェクトもすべて物理演算に基づいたヒットリアクションを与えることができるという。またゴア表現も特徴になるそうで、戦いの中でそこら中が血だらけになることもアピールされている。Steamストアページを見るに、シングルプレイのほかオンラインPvPや協力プレイにも対応するようだ。
またトレイラーでは、ラグドール状態のキャラに干渉したリングロープがたわんでいる様も印象的に描写されており、フィールド全体が物理演算によって没入感ある環境として作られているようだ。公開されているフィールドはボクシングリングのほか、ストリートや地下鉄のホーム、コロッセオなど。ストアページの説明によれば、MMA(総合格闘技)のオクタゴンリングも実装予定とのこと。さらに地下鉄ステージでは実際に電車が通っており、そこに敵をぶち飛ばす事も可能とみられる。


現状公開されている攻撃スタイルは徒手空拳、バット、モーニングスター、ナイフの4種。それぞれモーションが違うほか、トレイラーを見るに武器によってそれぞれ重量が設定されており、攻撃した際の遠心力や打撃としての重さが変化するようだ。フットワークの軽い武器で相手を翻弄するか、打撃の重い武器で一撃必殺を狙うか、プレイヤーの戦略性が試されるところだろう。
またトレイラーからは、1on1のシングル戦のほか、一対多のベルトスクロール的なステージや大人数での乱闘、4人同士で戦う剣闘士的なルールも用意されているようだ。特に乱闘では物理演算によって状況がさらに読めなくなるとみられるため、大雑把にバットを振り回しても楽しいだろうし、状況に合わせて緻密に打撃を重ねるのも面白くなりそうだ。

本作を手がけるのはAmel Games。3月20日に『Death and Ladders』というすごろくギャンブルゲームをリリースしたばかりのデベロッパーだ。今回発表された『Bashing Brutal』は同作とかなり毛色が違うが、同デベロッパーのYouTubeチャンネルを見てみると、一年ほど前からUnreal Engineで物理演算の習作を行っていたようで、それまでの研究成果が本作に生かされているのかもしれない。
『Bashing Brutal』はPC(Steam)向けに開発中。本稿執筆時点でリリース時期は未定。ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。