超高速メカアクション『OMEGA PHENEX COMMENCED PROJECT SIX』正式発表。乗り手の技術が試される、弾幕撃ちあい高機動ロボバトル
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するめ工房は12月18日、『OMEGA PHENEX COMMENCED PROJECT SIX』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。『PROJECT SIX』として開発中のゲームタイトルを改題し、正式タイトルが付けられたかたちだ。
本作は、三人称視点のメカアクションだ。「イカルス」と呼ばれるロボットを用いた、高速戦闘を目玉としている。本作はシングルプレイで進行。ゲーム内では30種類以上のミッションに加えてイカルス同士の1対1での戦闘を楽しめる「アリーナモード」も存在しているという。またメカアクションゲームには欠かせない、機体のカスタマイズシステムも搭載。決められたコスト内であればパーツの性能を任意に強化できる「Tune」機能によって、気に入った見た目の武器を好みの性能にカスタマイズすることも可能となっている。
本作の持ち味は、超高速で繰り広げられるアクションだ。旋回速度に制限がないため、高速の移動と組み合わせることで爽快感あふれるバトルが楽しめるだろう。なお移動や飛行に必要なブーストゲージの消費量は控えめに設定されているといい、本作の特徴である高速戦闘を堪能しやすくなっているといえる。
ほかに本作における特徴的としては、敵のロックオン機能が存在しないことがあげられる。そのため、イカルスの高い運動性能を活かして敵を正面に捉え続ける操作技術がプレイヤーには求められる。するめ工房によれば、この仕様は一般的なFPS、TPSのシステムを踏襲したものとしている。ロボットゲームに不慣れなプレイヤーも、FPS/TPSタイトルをプレイする感覚で遊べるかもしれない。
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本作はCGデザイナーであるするめまんじゅう氏が本業の傍らに2018年頃から開発を進めていたタイトル。『ARMORED CORE』シリーズの続編を待ち望むあまりに制作を始めたというプロジェクトであり、同シリーズから強いインスピレーションを受けているという。当初は『PROJECT SIX』の仮題をつけられていたものの、今回『OMEGA PHENEX COMMENCED PROJECT SIX』のタイトルにて正式に発表されたかたちだ。
ちなみに『ARMORED CORE』シリーズについては、最新作である『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』がスタッガーなどを導入して近接戦闘システムを進化させ、シリーズに新たな風を吹き込んだことは記憶に新しい。それに対して、本作が昔ながらの『ARMORED CORE』シリーズを思わせる激しい銃撃戦にフォーカスしていることは好対照ともいえるだろう。
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『OMEGA PHENEX COMMENCED PROJECT SIX』はPC(Steam)向けに開発中。また、BOOTHにて体験版(アルファ版)が発売中だ。