謎の新作大型サバイバルクラフト『山外山(ヤマソト)』発表。物理演算&属性が相互作用、生命に満ちたオープンワールドを駆ける

デベロッパーのCyancookGamesは8月14日、『山外山(ヤマソト)(原題:Of Peaks and Tides)』を発表した。

デベロッパーのCyancookGamesは8月14日、『山外山(ヤマソト)(原題:Of Peaks and Tides)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。なお、ストアページ表記によるとゲーム内は日本語表示に対応する。

『山外山(ヤマソト)』は、オンライン協力プレイ対応のオープンワールド・サバイバルクラフトゲームだ。舞台は東方の古代神話世界。神と人との戦争によって文明が滅んだあとの、ポストアポカリプス的世界観をもっている。プレイヤーは古代文明の末裔として、仲間と共に世界を探索し、消え失せた神々によって残された厄災を浄化していく。

本作は自由度の高いサバイバルシステムが特徴。木を切り倒し、家や戦車などを自由に建築できるのはもちろん、クリーチャーを家畜として使役することも可能だ。クリーチャーの手を借りることで、陸上や空中の移動のほか、アイテム収集も可能。さらには背中に拠点を建築できるほど大きいクリーチャーも存在しており、様々なスタイルでサバイバルを楽しむことができる。

さらに、プレイヤーは古代文明の遺物と思われるテクノロジーも活用する。トレイラーを見る限りでは、地面から樹木の橋をかけたり、武器にフィールド上のアイテムを接着したりできる様子。フィールドギミックとして利用できるものもあり、プレイヤーの創造性が試されるところだ。

また、リアルなフィールドシステムも特徴。フィールドのオブジェクト全体に物理演算が導入されているほか、炎や雷、水、風といった属性によって、たとえばオブジェクト同士が燃え広がるなど、相互に影響し合う。さらに、フィールドの天候や季節も変化。トレイラーを見る限り、山火事や洪水といった災害も起こるようだ。

とはいえこうした要素はプレイヤーに不利に働くだけでなく、フィールド上のクリーチャーにも影響をもたらすため、積極的に活用していくこともできる。さらに、拠点作成においてはフィールドの特性も活用できる。あらかじめ土地の面積や特性を調査し、家畜を飼いならして、計画的に生活基盤を整えていくのが重要そうだ。

そして、本作には強大なボスも登場する。トレイラーでは巨大なクリーチャーや、魔法弾を使うシカ型のボス、炎と大きな斧を駆使するヒト型のボスが確認できる。こうしたボスを相手に、先述したフィールドの特性や戦略を駆使して戦っていくのだろう。自由な発想が戦闘においても重要とみられる。

開発元のCyancookGamesは、中国に拠点を置くゲームスタジオ。少なくともグローバル向けには、本作が初の発表タイトルとなる模様。とはいえトレイラーを見るに、Unreal Engine 5によるリッチなグラフィックなども持ち味となりそうだ。また本作の体験版が、8月20日よりドイツにて開催されるゲーム見本市、「gamescom 2025」にて出展される予定。続報に期待したいところだ。


『山外山(ヤマソト)』はPC(Steam)向けに配信予定。なお、ストアページ表記によると日本語表示に対応予定だ。

Haru Takitoh
Haru Takitoh

アクションゲームとゲーム音楽が好きです。一番好きなゲームは『アーマード・コア6』、衝撃を受けたゲーム音楽は『サルゲッチュ』。

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