大江戸都市建設シム『大江戸でべろっぱ(仮)』発表。コメ主軸の経済システムを歴史研究から再現、グローバル展開を目指す野心作
株式会社ドリームスレッドとザンシンゲームス合同会社は5月22日、『大江戸でべろっぱ(仮)』を発表。本作は江戸を舞台とした、都市建設シミュレーションゲームだ。

株式会社ドリームスレッドとザンシンゲームス合同会社は5月22日、シティビルダーゲーム『大江戸でべろっぱ(仮)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、2026年初頭に早期アクセス配信予定。
本作は、江戸の街を舞台にした都市建設シミュレーションゲームだ。最新の歴史研究と考証に基づきつつ、国内外の歴史ファンが「楽しく、わかりやすく」体験できるようフィクションを織り交ぜながら、有名な歴史上の人物も個性的かつユニークに描いているという。

『大江戸でべろっぱ(仮)』には、シナリオモードとフリーモードを収録。シナリオモードでは、徳川家康の江戸入府から人口100万の大都市へと成長する過程を、都市経営を通じて追体験できる。一方のフリーモードでは自由な街づくりが可能だ。自然の残る湿地帯だった江戸を開墾して、徳川家康の思いをカタチにしていくことになる。
本作では、いわゆる天下普請が再現。幕府が諸大名に命じておこなう、江戸時代当時の大規模土木工事だ。プレイヤーは、河川の改修や埋立地の開発、当時の物流を支えた舟運などを指揮する。また、貨幣経済が確立する前のコメが主軸の経済システムが導入。江戸を発展させていくなかでは、まだ武家が勢力の中心であったところから、次第に商いに転換していく様子が見られるとのこと。


江戸の街では、ミニキャラとして表現された人々が通りを歩いており、カメラを寄せて確認することも可能。本作では、有名武将や商人、町人など、多様なキャラクターの視点から江戸の発展が描かれ、ヒト・モノ・コメが増えることで、街のミニキャラも増えていくようだ。
また、本作には徳川家康や伊奈忠次、本多正信、大久保藤五郎など有名な歴史上の人物が登場。アニメ調のデザインと共に、独自解釈によるイケメンやぶっとびキャラなどとして表現され、彼らの会話シーンを通じてゲームを進めていくことになる模様である。
このほか、本作のリリースにあわせて「江戸ペディア(仮称)」なる専用Wikiページが開設予定。ゲーム内の人名や、当時の用語などから直接リンクされ、江戸の商業や社会構造などの深掘りした知識を得ながら遊ぶことができるそうだ。
『大江戸でべろっぱ(仮)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに2026年初頭に早期アクセス配信予定。また、7月18日〜20日に京都で開催されるゲームイベント「BitSummit the 13th Summer of Yokai」へのブース出展も決定しているとのことだ。
【UPDATE 2025/5/22 15:35】
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