人気スタジオOdencatの無料ゲーム『猫の願いが叶うなら』Steam版、8月6日配信へ。新要素も実装、『メグとばけもの』などの世界を巡る物語
Odencatは7月23日、短編アドベンチャーゲーム『猫の願いが叶うなら』のPC(Steam)版を8月6日に無料配信すると発表した。

デベロッパーのOdencatは7月23日、短編アドベンチャーゲーム『猫の願いが叶うなら』のPC(Steam)版を8月6日に配信すると発表した。価格は無料。
本作は、『くまのレストラン』や『メグとばけもの』などの開発元として知られるOdencatの設立5周年を記念して制作され、Webブラウザ版として昨年7月に公式サイト上で公開されていた作品だ。PC(Steam)版には新要素が実装されるという。

『猫の願いが叶うなら』は、Odencat作品の世界に迷い込んだ主人公となり、同社のマスコットキャラクターである「おでんキャット」を探す短編アドベンチャーゲームだ。おでんキャットは、ある日孤独を感じたことで世界の次元を歪めてしまう。そのまま放置しておくと世界が崩壊するとされ、次元の歪みを元に戻してもらうために、また主人公が元いた世界に帰るためにも、おでんキャットを見つけ出さなければならない。
本作では、『ねずみバスターズ!』にも登場するねずみ師匠に協力するかたちで、とあるアパートの各部屋からつながった次元へと向かう。アパートの扉の向こうに存在するのは、『くまのレストラン』や『メグとばけもの』『スノーマン・ストーリー』などのOdencat作品の世界だ。各作品のキャラクターたちも多数登場し、行く先々で聞き込みをしながら、おでんキャットの隠れている場所を見つけることになる。


おでんキャットを追いかけて、さまざまなOdencat作品の世界を巡る中では、おでんキャットを主役とするちょっと切ない物語が展開される。本作は無料の短編ゲームながら、単なるお祭りゲームで終わらず、Odencat作品が大事にしている「プレイヤーの心に何かを残す体験」が込められているとのこと。
今回発表されたPC(Steam)版には、マップ各所に散らばるゲームカセットを収集するコレクション要素が新たに実装される。さらに、Fumingが手がけOdencatがパブリッシャーを務める新作アドベンチャーゲーム『Dream Channel Zero(ドリームチャンネルゼロ)』とのコラボも実施。同作の雰囲気を体験できる特別コンテンツが追加されるという。このほか、Steam実績機能にも対応する。
『猫の願いが叶うなら』のPC(Steam)版は、8月6日に無料配信予定だ。なお、これをもってWebブラウザ版は配信終了となる。
また、Odencatの設立6周年を記念して、本作のかわいいコンセプトアートや、ここでしか見られない開発の裏話を収録した「デジタルミニアートブック」のプレゼントキャンペーンが実施中だ。応募方法は、Odencatのニュースレターに登録するだけ。ニュースレターでは、Odencat作品の最新ニュースやイベント、グッズ情報、裏話などが配信される。
