『ゼルダの伝説』風アクション・アドベンチャー『Oceanhorn』が販売本数100万本達成。「任天堂コンソール機」への移植も発表
ドイツのパブリッシャーFDG Entertainmentは10月14日、フィンランドのインディースタジオCornfox & Bros.が開発した『Oceanhorn: Monster of Uncharted Seas(オーシャンホーン – 未知の海にひそむかい物)』(以下、『Oceanhorn』)の販売本数が全プラットフォーム合わせて100万本に達したと発表した。
『Oceanhorn』は2013年にiOS向けに発売された3Dアクション・アドベンチャーゲームだ。プレイヤーは海に浮かぶ島々を探検し、古代アルカディア王国の謎を解く。『ゼルダの伝説』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズ、『聖剣伝説』シリーズから影響を受けたと公言されており、特に『ゼルダの伝説』シリーズからの影響を強く感じさせる。フォロワーゲームとも評されているが、そのクオリティの高さによって一躍ヒット作となった。サウンドトラックには『ファイナルファンタジー』シリーズの植松伸夫氏や『聖剣伝説』シリーズの伊藤賢治氏が参加している。
2015年にはWindows版が発売され、2016年にはPlayStation 4/Xbox One/Macにも移植された。Windows版発表の時点でiOSのGame Center(対応ゲームと連携したソーシャル機能)上にはすでに100万人にせまるプレイヤーが登録されているとしていたが、先週ついに累計販売本数100万本の大台を達成した運びだ。
海外メディアGmaeSpotなどへプレスリリースを発行したFDC Entertainmentによれば、本作は今後AndroidとPlayStation Vita、そして「任天堂のコンソール機」への移植を予定しているという。気になる「任天堂のコンソール機」だが、具体的にどのコンソールなのかは明らかにされていない。現行のWii U向けなのか、あるいは2017年3月に発売予定の「NX(開発コード名)」を指しているのか。Wii Uならあえて明言を避ける理由はないと思うのだが、いずれにせよ原文では「a Nintendo console 」としているので、どちらか一方ということになりそうだ。
『Oceanhorn』は国内では現在iOS版とSteam版が購入可能。なお、開発元Cornfox & Bros.は続編である『Oceanhorn 2: Knights of the Lost Realm』を開発中であると発表している。