Hello Games、『No Man’s Sky』の今後の方針を表明。「サポートチーム」の新設や無料での改善と拡張を予告

Hello Gamesは公式ホームページを更新し、2016年8月にリリースされた『No Man's Sky』における今後の方針を表明した。発売されてから数週間にわたり殺到していたフィードバックや議論を参考に、現在まで取り組み続けていた活動内容も報告している。

Hello Gamesは公式ホームページを更新し、2016年8月にリリースされた『No Man’s Sky』における今後の方針を表明した。発売されてから数週間にわたり殺到していたフィードバックや議論を参考に、現在まで取り組み続けていた活動内容も報告している。

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発売以降、Hello Gamesが力を入れてきた活動は大きく分けてふたつ。ひとつ目はユーザーのフィードバックに対応するための「サポート/コミュニティ管理チーム」の新設。専用チームを窓口にして問題点をカテゴリー毎に分け、優先度別に取り組んでいるとのこと。そしてもうひとつは、すでに4つリリースされているPlayStation 4/PC向けパッチだ。詳しいパッチ内容はこちらのページを参考にしてほしい。

そして開発チームは、『No Man’s Sky』の今後について意思表明している。
 

“最も重要なことは「言うこと」ではなく「やること」だ。僕らはデベロッパーであり、まず最初に取り組むべきなのは問題点の解決、そしてその後には無料のアップデートによって『No Man’s Sky』の宇宙をさらに改善し、拡張し、構築していきたい。誠心誠意を尽くすし、これはあくまで始まりだ。”

 
今回の更新はあくまで現在の状況を整理した報告であり、それほど目新しい情報はなかったが、今後の拡張が無料でおこなわれるという方針は興味深い表明だった。Hello Gamesの社長でありディレクターであるSean Murray氏は、8月9日のRedbullのインタビューにて「お金が払われている以上は、『No Man’s Sky』には無料アップデートでさまざまな要素を追加したい」と話していた。しかし、同月15日のDaily Starのインタビューでは「無料での追加を予定しているが、経済的な事情によって有料コンテンツ化が免れない場合もある」とやや態度を変化させており、不評が定まりつつある時期だったことも相まってユーザーの落胆は加速していた。こういったユーザーのフィードバックも踏まえて、追加コンテンツが無料であることを明言したのかもしれない。

Murray氏は追加コンテンツの例として「プレイヤー自身の基地が作れるようになる仕様の追加」「巨大貨物船の実装」などを公式サイトにてあげている。もちろんこういった要素が実装されるかはまだ断言されていないが、約束が守られるのであれば、単調とされる『No Man’s Sky』のプレイの幅が大きく広がるようなコンテンツが追加されるかもしれない。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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