Acerの携帯型ゲーミングPC「Nitro Blaze 7」発表。コンパクトな本体に、AI機能搭載のAMD Ryzen 7 8840HSプロセッサを採用


Acerは9月4日、携帯型ゲーミングPC「Nitro Blaze 7」を発表した。価格および発売時期は未定。

本製品は、OSにWindows 11を搭載し、ディスプレイとコントローラー部が一体になった携帯型ゲーミングPCだ。AMD Ryzen 7 8840HSの採用や、比較的コンパクトなスタイルが特徴となる。


「Nitro Blaze 7」は、7インチの10点タッチ対応IPS液晶ディスプレイ(1920×1080/144Hz/500nits)が採用され、その左右にアナログスティックや十字キー、ABXYボタンなどが配置。Xboxコントローラー準拠となっている模様で、LT/RTトリガーやLB/RBボタン、ビューボタン、メニューボタンなども搭載されている。追加の背面ボタンは存在しないようだ。

競合製品であるASUS ROG AllyやMSI Clawなどとは異なり、アナログスティックと十字キー/ABXYボタンがまっすぐ縦に並ぶかたちで配置されていることから、特に横幅がコンパクト。外形寸法は25.6 x 11.35 x 2.25cmで、ROG Allyと比べると同じ7インチディスプレイを採用しながら、横幅は2cm以上短い格好だ。重量は670gである。

このほか本体には、USB4(Type-C)端子が2つ、Micro SD Cardスロット、3.5mmオーディオジャックなどが配置。電源ボタンは指紋認証に対応する。また無線機能はWi-Fi 6EおよびBluetooth 5.3対応となっている。


プロセッサには、携帯型ゲーミングPCとしてはまだ珍しい、AI機能が搭載されたノートPC向けAMD Ryzen 7 8840HS(8コア16スレッド/最大5.1GHz)が採用。内蔵GPUとしてRDNA 3世代のAMD Radeon 780M(最大2.7GHz/12CU)が搭載されている。また、メモリは16GB(LPDDR5x/7500MHz)、ストレージは最大2TB(PCIe Gen4 NVMe SSD)、バッテリー容量は50.04Whとのこと。

また本製品には、カスタムアプリ「Acer Game Space」がプリインストールされ、手持ちのゲームを一元管理することが可能。主要なPCゲームプラットフォームとのアカウント連携に対応し、同アプリからゲームのライブラリを検索してプレイできるという。本体にはAcer Game Spaceボタンが搭載されており、ボタン1発で同アプリを呼び出せるようだ。

「Nitro Blaze 7」の価格および発売時期は未定。日本向けにも製品公式サイトが公開されているが、日本エイサーによると詳細は今後発表されるとのことである。