Nintendo Switch 2にて11月の本体アプデから発生した「一部Switchソフト互換プレイ時の動作不具合」、新アプデで解消。『文字遊戯』『バイオハザード4』など直る

任天堂は12月9日、Nintendo Switch 2に向けて本体更新アップデート21.1.0を配信した。これを受けて複数のSwitchタイトルが、Switch 2上で正常に起動・プレイできるようになったようだ。

フライハイワークスは12月10日、『文字遊戯』のNintendo Switch版について、Nintendo Switch 2向けニンテンドーeショップでの配信を再開したと発表した。

本作においては、Nintendo Switch 2の後方互換機能にて正常に起動できない不具合が発生し、同本体向けの販売が一時停止されていた。どうやらNintendo Switch 2の本体更新アップデートの影響によるものだったようだ。

『文字遊戯』は、Team9 Gamesが手がけた“シン・テキストアドベンチャー”を名乗るゲームだ。文字だけで構成された世界を舞台に、プレイヤーは勇者である「我」を操作して世界を救うことを目指す。道中ではさまざまな文章が登場し、プレイヤーは魔導具を駆使した謎解きに挑戦。特定の文字を剣で斬って消したり、押してほかの場所へ移動させたり、あるいは漢字を分解したり組み合わせたりして、文章の意味を変えて難所を突破していくのだ。

本作は、PC版が先行してリリースされ非常に高い評価を獲得。もともと中国語版しか存在せず、上述した文字を使ったゲームプレイも中国語をベースに構築されていたが、フライハイワークスが日本語ローカライズに尽力し、今年8月に日本語版がPC(Steam)/Nintendo Switch向けに発売された。

ただ今年11月になって、本作のNintendo Switch版がNintendo Switch 2上で正常に起動できなくなる不具合が発生。11月11日に配信されたNintendo Switch 2の本体更新アップデート以降にそうした症状が報告されるようになり、フライハイワークスは実際の因果関係について調査を進める一方で、Nintendo Switch 2向けニンテンドーeショップでの配信を一時停止した。

そして本日12月10日、同社は問題の症状が解消されたと報告。やはり本体更新アップデートが原因だったようで、昨日12月9日に配信された最新アップデート(21.1.0)を適用することで、ふたたび本作がNintendo Switch 2上で正常に起動できるようになるとのこと。これを受けて、本作の販売が再開されている。

ちなみに11月の本体更新アップデート以降には、『バイオハザード4』や『リトルナイトメア』などでも、Nintendo Switch 2上での動作に関して問題が発生。ストアページによると、それらも12月9日配信のアップデートにて対応されたようだ。同アップデートの内容は、公式には「いくつかの問題の修正と、動作の安定性向上を行いました」としか説明されていないが、後方互換の不具合改善が主な内容だった模様である。

『文字遊戯』の日本語版は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに配信中だ。Nintendo Switch版においては、明日12月11日いっぱいまでセールが実施されており、10%オフの3240円(税込)にて購入可能となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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