「Nintendo Switch 2を買ったおかげで命が救われた」とのユーザー報告が注目集める。Switch 2ほぼ関係ないけどいい話

任天堂は6月5日、Nintendo Switch 2を全世界で発売した。アメリカでは、「Switch 2の購入によって偶然一命を取り留めた」というユーザーもいるようだ。

Nintendo Switch 2（以下、Switch 2）は、任天堂が開発するNintendo Switchの後継機。Nintendo Switchでも特徴的だった幅広い遊び方を引き続き備えているほか、大幅な性能向上が図られている。ビデオ通話ができる「ゲームチャット」やJoy-Con 2を使ったマウス操作など、新しい遊びに繋がる機能も搭載される。

6月5日のSwitch 2発売に伴い、コミュニティがお祭り騒ぎとなる一方、RedditのNintendo Switchコミュニティであるr/Switchにて、Impressive-Durian404というユーザーから寄せられた投稿に注目が集まっている。

投稿のタイトルは「Purchasing a Switch 2 saved my life（Switch 2を購入したことで命を救われた）」というもの。タイトルだけではネットユーザーにありがちな大仰な言い回しに聞こえるが、実際同氏は大袈裟でなくSwitch2に命を救われたのだという。

同氏は1型の糖尿病を患っており、日頃から血糖値を抑えるため、長時間型のインスリン注射を習慣としていた。そんな中、事件が起きたのは6月6日の朝のこと。注射のミスによって、長い時間をかけてゆっくりと作用するはずのインスリンが急速に効果を表してしまったのだ。その結果、血糖値は通常値の130mg/dLから45mg/dLまで急激に低下。ここまで血糖値が下がると脳への糖の供給が不足してしまい、めまいや脱力などの症状が訪れる。まさに命の危機だ。

同氏は危機を脱するため、糖分の入ったジュースなどを探すが、ちょうど食料品の買い出しの日であったために食べ物がない状況。そんな中、ウォルマートで購入していたSwitch 2のおまけとしてコーラが届いていたのを思い出す。おまけのコーラのおかげでなんとか九死に一生を得たというわけだ。同氏はウォルマートがSwitch 2とともに軽食を送ってくれたことに感謝を述べつつ、Switch 2を購入した自身の判断にも同様に感謝している。

この投稿はすぐさま話題を呼び、記事執筆時点で262件ものコメントが寄せられている。同氏が一命を取り留めたことを喜ぶコメントや、人生の奇想天外さに驚くコメントが多く散見された。実際にはSwitch 2そのものとはほとんど関係はないものの、Switch 2を購入したことによって結果的に命を救われるという、意外すぎるエピソードがコミュニティで人気を集めたようだ。
病気を持つと簡単に予測不能の事態に見舞われることも多いが、今回はSwitch 2というイレギュラーがそれを跳ね返してしまった稀有な例だ。同氏にはこの思い出とともに、ぜひともSwitch 2を楽しんでもらいたいところである。

Nintendo Switch 2は発売中だ。