負けたらロシアンルーレットなビリヤードゲーム『Nine-Ball Roulette』Steamでじわりと人気高める。最大4人で命をかけてビリヤード対戦する『Liar’s Bar』風ゲーム

WaveBox Labsは1月14日、オンライン対戦ビリヤードゲーム『Nine-Ball Roulette』の早期アクセス配信を開始した。本作で負けたプレイヤーはロシアンルーレットをし、死ぬと脱落することとなる。

デベロッパーのWaveBox Labsは1月14日、オンライン対戦ビリヤードゲーム『Nine-Ball Roulette』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、とある人気作のフォロワー作品として注目を集めつつあるようだ。

本作は、最大4人で対戦するビリヤードゲームだ。負けたプレイヤーはロシアンルーレットをし、死ぬと脱落。最後まで生き延びた1人が決まるまでゲームが続く。


『Nine-Ball Roulette』では、一般的なナインボールのルールにてビリヤードをプレイする(的球が6つあるいは4つのゲームモードも存在)。一番小さい数字の的球に手玉を当てて、どの的球もポケットに入れられなければプレイヤー交代。そうして最終的に9番の的球をポケットに入れたプレイヤーが勝利だ。操作システムはシンプルながら、ストロークの強さやスピンを調整することは可能である。

そして勝負が決した際には、勝ったプレイヤーの1つ前の打順のプレイヤーはロシアンルーレットをしなければならない。リボルバーの銃口を頭に向けて引き金を引くのだ。銃弾は一定確率で発射され、もし発射されず命拾いした場合は引き続きゲームに参加できるが、次回の発射確率が上昇する。

なお、最初のブレイクショットをしたプレイヤーが、そのまま交代することなく9番をポケットに入れた場合は、ほかのすべてのプレイヤーがロシアンルーレット。また、手玉を一番小さい数字の的球に最初に当てず、結果的に9番をポケットに入れた場合は、そのプレイヤーがロシアンルーレットをしなければならない。こうして1人ずつ死亡により脱落していき、最後まで残ったプレイヤーがゲームの勝者となる。

本作は、先日1月14日にPC(Steam)にて早期アクセス配信が開始。まだユーザーレビュー数は少ないものの、本稿執筆時点で約60件のうち87%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。一方で同時接続プレイヤー数を確認すると、ピーク時間帯には連日700人前後がプレイしており、まずまずの賑わいとなっていることがうかがえる(SteamDB)。海外の人気配信者が何人か本作をプレイしており、それをきっかけに手に取ったユーザーもいるのかもしれない。

ちなみに開発元は公言していないが、ロシアンルーレットでプレイヤーが脱落していくというシステムは、人気作『Liar’s Bar』の影響がありそうだ。同作は、トランプなどを使ったテーブルゲームにおいて、ブラフが見破られた、あるいはブラフの指摘が間違っていたプレイヤーがロシアンルーレットをおこなう。プレイヤー間の心理的な駆け引きが魅力のひとつとなっており、本作『Nine-Ball Roulette』においても、そうした要素を取り入れるよう要望する意見が聞かれる。レビューにおいても、ポテンシャルがあるとして、今後の開発の進捗に期待する声は多い。

『Nine-Ball Roulette』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。正式リリースまでは今後6〜12か月かかる見込みとされており、開発が進められるなかでは、ゲームモードの追加やキャラクターカスタマイズ機能の実装、トーナメントやランクシステムの導入などが計画されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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