デベロッパーのWe Create Stuffは8月22日、『Nightmare House: Reimagined』を発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）で、2025年のリリース予定。本作は『Half-Life 2』のModとして配信されていた「Nightmare House 2」をベースにしたリメイク作だ。
『Nightmare House: Reimagined』は、謎めいた廃墟からの脱出を目指す一人称視点のホラーゲーム。薄暗い建物には人の気配が感じられず、骸骨などの化け物がうろついている。理由もわからないままに部屋で目覚めた主人公は、近くに置いてあった斧を武器にして廃墟を探索していく。
ゲーム内では、部屋から部屋へと主人公は移動していく。しかし部屋によってはベッドが飛び跳ねるなどの怪奇現象が発生する。プレイヤーは家を探索していく中で、敵を切り倒したり、パズルを解いたりする。そうして「彼女」の記憶を集め、秘密を暴いていくこととなる。
ちなみに本作はオリジナル版に相当する、『Half-Life 2』のMod「Nightmare House 2」の第1章をUnreal Engine 5で再構築したタイトルになっている。敵キャラクターや主人公の持つ斧など、Unreal Engine 5で制作される本作のグラフィックはオリジナル版とは段違いにリアルになったことが確認できる。リアリティが向上したグラフィックは、より没入感のあるホラー体験につながっているだろう。なお、ストーリーは本作向けに刷新されるようだ。
本作を手がけるのはWe Create Stuff。過去にネコに導かれて建物を探索する一人称視点のホラーゲーム『In Sound Mind』をリリースしている。同作はストーリー面やゲームバランスなどが好評を博しており、Steamユーザーレビューで「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。今回発表された『Nightmare House: Reimagined』も、過去作と同様にホラーゲームを送り出すかたちで、高評価ホラーゲームを手がけるスタジオの新作に注目が寄せられている。YouTubeのトレイラーへのコメント欄や公式Xアカウントへのリプライでは、「Nightmare House 2」のファンから、より美しくなったグラフィックを歓迎する声などがみられる。
『Nightmare House: Reimagined』はPC（Steam）向けに2025年リリース予定。なお、本作のオリジナル版に相当するModとしてリリースされていた「Nightmare House 2」は、『Nightmare House: The Original Mod』という単体で動作するタイトルとしてSteamで配信される。こちらは無料でのリリースとなる予定。
