『NightCry』PC版のリリースが2016年春に決定。『クロックタワー』の生みの親が手がける精神的続編

PLAYISMは『NightCry』の発売日が2016年春に決定したことをストアページなどで告知した。これにあわせてSteamのストアページも公開されている。

PLAYISMは『NightCry』の発売日が2016年春に決定したことをストアページなどで告知した。これにあわせてSteamのストアページも公開されている。『NightCry』はヌードメーカーが開発するホラーアドベンチャーゲームだ。「富江」や「呪怨」といったホラー映画を手がけてきた清水崇氏が開発に参加していることも話題となった。本作を手がける河野一二三氏は『クロックタワー』シリーズを生み出してきたことや、大きなハサミを持った敵「シザーウォーカー」に追いかけられるという設定から、『クロックタワー』の精神的続編としても注目されている。豪華客船という逃げ場のない舞台も旧作のエッセンスを感じさせる河野氏らしい設定と言えるだろう。

『NightCry』は『クロックタワー』と同様にポイントアンドクリックアドベンチャーだ。キャラクターを直に操作するのではなく、あくまでクリックによって誘導していくことが基本となる。船内にはシザーウォーカーが常に徘徊しており、いたるところに姿を現す。プレイヤーはシザーウォーカーの恐怖におびえながら船内を探索していかなければならない。

本作は、探索モードと逃走モードに分かれており、探索モードの最中は船を脱出する手がかりを探す。しかし、シザーウォーカーと遭遇すると逃走モードに移行。プレイヤーはシザーウォーカーから逃げ切るか隠れるかの選択を迫られる。うまく隠れられたと思った瞬間、上からシザーウォーカーが襲ってくるといった、旧作に盛り込まれたアイディアが再び登場することが予想される。また、スマートフォンを用いてほかのキャラクターと連絡することで新たな手がかりなどが見つかることもあるが、電話中は無防備になってしまうのでその隙を突いてシザーウォーカーが襲いかかってくることもあるという。

本作はKickstarterを利用したことでも話題となった。三上真司氏や上田文人氏といったさまざまな著名人の推薦を受けたクラウドファンディングは無事に30万ドルのゴールを達成している。これまでにも開発の進捗などが定期的に報告されていたが、いよいよ正式リリースが迫っているようだ。

PLAYISMではすでに予約が開始され、Steamキー付きゲーム本体が2480円、ゲーム本体にサウンドトラックとアートブックが付いたものが4980円で販売されるなど幅広いラインナップのセットが用意されている。PLAYISM版、Steam版ともにゲーム本体は日本語に対応している。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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