Bethesda、シリーズ最新作『Fallout 4』をPC/PS4/Xbox One向けにリリースへ【UPDATE 3】

Bethesda Softworksは、人気オープンワールドゲームシリーズ最新作となる『Fallout 4』の公式サイトを公開した。

【UPDATE 2015/6/3 23:30】: 公式サイトでのメールアドレス登録時に表示されるメッセージを掲載した。こちらも粋な内容となっている。

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【UPDATE 2015/6/3 23:15】: 公式サイトが復旧。国内での予約販売はまだスタートされていない。なお公式サイト下部には以下のような文言が掲載されており、今作もブラックユーモアたっぷりの内容となるようだ。

「本ウェブサイト(全体またはその一部)を利用する者は、(完全または一時的な居住によらず)全てのVault居住当事者、利害関係のあるVault居住当事者、およびVault-Tec社の間で拘束力を持つ、言葉によらない契約を結んだものとみなされます。フルPCまたは簡略化されたフォーマットに関わらず、Vault居住者のウェブサイトを閲覧中またはその後に被ったいかなる損害、損傷、または精神的苦痛についても、Vault-Tecは一切の責任を負いません。科学に対する十分な理解なく本ウェブサイトを利用した場合、死に至る恐れがあります。Vault監督官に常に相談の上、ウェブサイトの適切な利用に関するアドバイスを受けてください。」

【UPDATE 2015/6/3 23:00】: 正式なカウントダウン終了にともない公開された最新トレイラーを掲載した。なお現在、公式サイトは多数のファンが押し寄せているためか、閲覧できない状態となっている。開発は『The Elder Scrolls V: Skyrim』を手がけたBethesda Game Studiosが担当する。

【UPDATE 2015/6/3 22:45】: トレイラーイメージに関する情報を加筆した。

Fallout 4、ついに正式発表

Bethesda Softworksは、人気オープンワールドゲームシリーズ最新作となる『Fallout 4』の公式サイトを公開した。先日より公開されていたティーザーサイトに続き公開されたもので、最新のトレイラーも披露されていた。さらなるゲームプレイ映像が今月開催されるE3 2015のBethesdaのプレスカンファレンスにて明らかとなる見込みだ。

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トレイラーのサムネイル

カウントダウンの終了前に一足先にサイトが公開されてしまうトラブルがあり、現在公式サイトは閲覧不可となっている。対応プラットフォームはPC/PS4/Xbox One。公開されていたトレイラーのサムネイルが登場しており、ボストンの「Scoallay Square」ではないかとの情報も出ているようだ。ボストンは海外メディアKotakuがリーク情報として伝えていた『Fallout 4』の舞台でもある。

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長きにわたる噂の果てに

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初代『Fallout』

『Fallout』シリーズは、1997年にInterplayがリリースしたオリジナル版『Fallout』を源流としている。Interplayがオリジナル版と『Fallout 2』をリリースした後、同スタジオは破産。その際にIPをBethesda Softwareが買い取り、2008年に『Fallout 3』が発売された。いずれの作品も核戦争後の荒廃したアメリカを舞台とした冒険譚であり、いわゆるポストアポカリプスモノ、世紀末モノの世界観が描かれている。

Interplay時代は斜め見下し視点のRPGだった『Fallout』シリーズは、『Fallout 3』で3DオープンワールドのRPGとなり、その高い自由度や善悪にとらわれない選択肢が世界中から賞賛を浴びた。2010年にはObsidian Entertainmentが手がけたスピンオフ『Fallout: New Vegas』が発売されており、今回発表された最新作はそれから約5年ぶりに登場したファン待望のシリーズ作品となる。

『Fallout 3』以降、『Fallout』シリーズは『The Elder Scrolls』シリーズと並びBetehsdaの看板タイトルとなったが、最新作がなかなか登場しなかった。同スタジオの一挙一動を勘ぐり、海外のみならず国内のメディアやファンが騒ぎ立て、時にPete Hines氏が渋々とコメントを出していたのも良い思い出だろう。かつてHines氏は、2008年に海外メディアTVGにBethesdaが『Fallout』をシリーズ化するつもりで取り組んでいることを明かしており、シリーズの人気と合わせて考えれば、続編がいつか出ることはまず間違いなかったのだが。

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フェイクサイト「The Survivor 2299」

2013年に『The Elder Scrolls V: Skyrim』の開発チームが謎の巨大プロジェクトへと移行し、ゲーム内のキャラクターDJ ThreeDogがTwitter上でファンを騒がせると、以降は多数の偽リーク情報が流れ始めた。時に待ちきれない1人のファンがお金を払ってまで偽カウントダウンサイトとドメインを取得し、Betehsdaに『Fallout 4』を作ってくれと訴えかけたこともあった。

だが2015年に入り、Bethesdaが初となるE3プレスカンファレンスの実施を発表し、ティーザーイメージを公開したことで『Fallout』最新作の発表は如実に真実味を帯びてきた。ギレルモ・デル・トロ監督のMirada Studiosのスタッフが『Fallout 4』の映像製作に参加したとの職歴をSNS上にて公開していたことも発見され、そしてついに今回、これらの情報はガセや噂ではなく真実となった。

過去の一連の騒動や行動はいま思い返せばとても馬鹿馬鹿しく、もちろん今回発表したBethesdaが影響を受けたとも到底思えないが、ともかく数々の噂や偽の情報を経て、多くの人々が望んでいた『Fallout』最新作がついに登場することとなる。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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