協力対応・強さマシマシローグライクアクション『Neon Abyss 2』初動から大賑わい。評価に賛否も、開発元は“土日”含め連日パッチ配信で急速改善中

Veewo Gamesは7月17日、『Neon Abyss 2』をSteam向けに早期アクセス配信した。本作はさっそく賑わいを見せているが、評価は賛否分かれている。開発元は改善に連日取り組んでいるようだ。

デベロッパーのVeewo Gamesは7月17日、ローグライクアクションゲーム『Neon Abyss 2』の早期アクセス配信をPC(Steam)向けに開始した。その後本作は、多くのプレイヤーを集め賑わいを見せている。

本作は、早期アクセス配信を経て2020年に正式リリースされ好評を得た『Neon Abyss』の続編だ。最大4人でのオンライン協力プレイに対応するなど新要素が導入されている。

『Neon Abyss 2』にてプレイヤーは、複数の小部屋で構成されたランダム生成ダンジョンで敵と戦い、さらなる階層へと進むことを繰り返しながら、最後に待ち受けるボスを倒すことを目指す。死ぬと最初からやり直しとなるが、プレイ状況に応じた恒久的なアンロック要素が用意されている。

プレイヤーキャラクターは現時点で計6体が実装されており、こちらもアンロック要素のひとつ。それぞれ固有の初期武器を持っているほか、たとえばダメージを負うとお金をドロップしたり、2種類の武器を使い分けられたりといった特性がある。武器には、銃タイプの遠距離武器と剣などの近接武器が存在し、道中で新たなものを獲得して持ち替えることが可能だ。

道中では、さまざまな効果を持つアイテムを入手できる機会があり、入手した分だけいくらでも効果を重ねていけることが、本シリーズの特徴のひとつだ。アイテムのシナジーを高めることで、武器が強化される要素もある。また前作から継承した要素としては、入手した卵が孵化すると生まれるコンパニオンキャラクターのハッチモンも存在。本作では、特定の色のハッチモンの組み合わせを集めると、融合して進化する新要素が導入されている。

プレイを通じては進化ポイントを獲得でき、ダンジョンに特殊な部屋や設備を追加するなど、スキルツリー形式にてさまざまな要素をアンロック可能。そのひとつには運命カードシステムと呼ばれる要素があり、初期所有アイテムやゲームプレイの条件などを個別に調整して、難易度を増減させられる。基本的な難易度設定とは別に、ゲームプレイをカスタマイズできるシステムだ。

本作は、PC(Steam)向けに先日7月17日に早期アクセス配信が開始。これまでの同時接続プレイヤー数を確認すると、ローンチ直後には約6300人を記録し、その後は4000〜5000人台で推移している(SteamDB)。前作が人気だったこともあってか、連日多くのプレイヤーで賑わっている様子である。オンライン協力プレイに対応したことも関係しているかもしれない。

一方でSteamのユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約900件のうち58%が好評とする「賛否両論」ステータスとなっている。主だったところでは、基本的なゲームプレイの流れやコンテンツ面で現状前作とあまり変化がないこと、ゲームプレイや武器強化に関わるアイテムの効果などへの言及があり、こうした点でまさに賛否が分かれている。前作ファンの間でも、従来のゲームプレイを受け継ぎつつ進化しているという見方もあれば、続編として物足りないという意見もあるようだ。

それでも、先述したようにまずまず大きな規模のプレイヤー数を維持できているということは、まだ早期アクセス配信が開始されたばかりということもあって、今後に期待しつつ楽しんでいるプレイヤーが多いのかもしれない。

本作のリリース後、開発元は毎日のようにパッチを配信しており、バグ修正やバランス調整、最適化などを実施。バグも不評レビューにて言及されることが多く、優先して取り組んでいるのだろう。また開発元は、協力プレイのゲーム体験の改善を予告。アイテム獲得が早い者勝ちである仕様について一部不満の声があり、これに対応するため、プレイヤー間でのアイテム交換システムを用意するそうだ。将来的には、アイテムを公平に分配できるシステムを導入するとのことである。

新たなコンテンツの追加に関しては、来年5月までのロードマップが公開されている(上の画像)。9月にはダンジョンに出現するコンテンツをカスタマイズできるBANシステムが導入され、来年1月には武器スキンのアンロック要素が、3月にはハイリスク・ハイリターンな呪いシステムが追加予定。また各大型アップデートでは、プレイヤーキャラクターやボスの追加も計画されている。なお、正式リリースは2026年内になる見込みである。

『Neon Abyss 2』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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