すごいカードが勝つローグライク『ぼくのカードのほーがきみのよりすごいもん!』無料体験版、じわじわ評判高まる。“さいきょうのカード”を自作できる、童心カードバトル

Utu Studiosは5月30日、『ぼくのカードのほーがきみのよりすごいもん!』の体験版をリリース。まだ体験版ながら好評レビューがさっそく複数寄せられている。

デベロッパーのUtu Studiosは5月30日、『ぼくのカードのほーがきみのよりすごいもん!』の体験版をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示に対応している。本作は早速多くのユーザーレビューが寄せられ、好評を得ている。

『ぼくのカードのほーがきみのよりすごいもん!』は、デッキ構築型のローグライクカードゲームだ。プレイヤーはわんぱくな子どもとなり、遊び場で一番クールな子を目指して、個性豊かなお友達とカードバトルを繰り広げていく。

本作の特徴は2点。「カードバトル」と「カード作成」だ。バトルはターンごとにカードを出して「ステキポイント」を集め、その点数を相手と競っていく。ターンの終了時に精算が行われ、勝ち越した分、綱引きのように画面上部のゲージが増減し、相手のゲージをなくすと勝利となる。

勝ち越したステキポイントはターン終了後も場に残るため、早い段階から有利な状況を作っていくことが重要だ。なお、カードを出すごとにステキポイントの倍率は上がっていき、ダメージが増加していくため、ターンが増すごとに展開はスピーディーになっていく。

カード作成は、集めたステッカーをカードに貼り合わせることで行うことができる。ステキポイントを増やすといったオーソドックスな効果から、場にリソースを増やしたり、それらをステキポイントやドローカードに変換する特殊効果など、さまざまなバリエーションのステッカーからカードを作成するのだ。

一枚のカードにつき、ステッカーは好きなだけ貼ることができる。特殊効果はステッカーを張った順に累積させることができ、とんでもない長さのカードを作ることも可能。しかし、ステッカーを貼った分だけコストも増加するため、注意が必要だ。

ゲームサイクルの大まかな流れとしては、基本的にカードバトルとカード作成の繰り返し。1週間ごとにチャプターが分かれており、一日ごとに予定を決めて行動していくこととなる。ローグライク要素として、一日の予定や獲得できる報酬はプレイごとに変化。バトルで負けると初めからリトライすることになる。

カードバトルに勝利するとカード作成に必要なステッカーやお金が獲得できる。ショップや宝探しでステッカーを集めていくと、一日の終わりにカード作成が可能。一日ごとに新規に作成できるカードは一枚のみだが、デッキ内のカードをカスタマイズすることも可能だ。

一週間の終わりには、強大なボスとのバトルが待っている。ボスは強いシナジーを持ったデッキで挑んでくるため、それまでに入念な準備が必要だ。ボスを打ち倒せば、次のチャプターへと進むことができる。

本作の体験版は記事執筆時点で62件のユーザーレビューが寄せられ、そのうち96%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。可愛らしいアートスタイルも好評だが、主にプレイヤーも敵キャラもゲームシステムを存分に活かすことのできる、カードゲームとしての公平さ、戦略性が好評なようだ。

本作はプレイヤー自身でカードを作成できるシステムながら、カードゲームとしてのバランスが非常に優れている。一例を挙げるならば、やはり特徴的なダメージシステムだろう。カードゲームは最終的にドロー運に左右されることが多いが、本作には先述した綱引きのようなダメージシステムが存在。そのため、どんなに手札の悪い状況でもすぐさま負けに繋がるわけではなく、「ダメージを最小限に抑える立ち回り」に切り替えつつ、次のプレイを狙うことができる。とはいえバトル後半では指数関数的にダメージが増加するため、不利状況からの逆転を狙うプレイングも十分に可能だ。

加えて、デッキ構築要素のある作品として、デッキ強化によるシナジーを活かしたコンボも好評。手堅く遊ぶことのできるゲームシステムながら、デッキ構築型ゲーム特有のインフレも健在であることが好評を得ているようだ。なお、プレイヤーからはプレイヤーキャラのカスタム要素も熱望されており、製品版でさらに要素が追加されるなどといった各種アップデートも期待される。

『ぼくのカードのほーがきみのよりすごいもん!』はPC(Steam)にて体験版を配信中。なお、日本語表示にも対応している。

Haru Takitoh
Haru Takitoh

アクションゲームとゲーム音楽が好きです。一番好きなゲームは『アーマード・コア6』、衝撃を受けたゲーム音楽は『サルゲッチュ』。

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