形をグニョグニョ変形させる粘菌系2Dパズルアクション『Mushroom 11』の発売日が決定、SteamやGOGで10月15日にリリースへ

米国のインディーデベロッパーuntameは、2Dパズルアクションゲーム『Mashroom 11』を2015年10月15日にリリースすると発表した。対象プラットフォームはPC/Mac/Linuxで、SteamおよびGOG、Humble Storeにて販売される予定だ。

米国のインディーデベロッパーuntameは、2Dパズルアクションゲーム『Mashroom 11』を2015年10月15日にリリースすると発表した。対象プラットフォームはPC/Mac/Linuxで、SteamおよびGOG、Humble Storeにて販売される予定だ。すでに公式サイト上では予約販売が実施されており、通常版が14.99ドル、サウンドトラックを同梱したバージョンが29.99ドルとなっている。

参考記事: 切って崩して変形させて、粘菌系2D横スクロールアクション『Mushroom 11』

『Mushroom 11』は、荒廃した世界に誕生した”謎の緑色の生命体”が主役の横スクロール型2Dパズルアクションゲームだ。アクションゲームでありながらも、プレイヤーはこの緑色の生命体を直接操作して走らせたりジャンプさせたりすることはできない。代わりにこの生命体には「細胞が消えるとすぐに新しい細胞が成長する」という特性があるので、プレイヤーは光る輪で”細胞を消してあげる”ことで、この緑色の生命体の形状を変化させ前進させてゆくことになる。

単純に進む方向へ押し出すように細胞を消す動きから、物体にしがみつくような形状まで。時には分裂することも可能で、プレイヤーはどのような形状にすれば先に進めるかを考えながらプレイすることになる。言葉ではやや伝えづらいが、今回公開されたローンチトレイラーを見れば『Mushroom 11』のプレイ感は一目瞭然だろう。

同作の開発を進めるuntameは、ゲーム開発者のItay Keren氏と妻Juliaさんによって結成されたスタジオだ。2人は2012年にニューヨーク大学で開催されたゲームジャムにて『Mushroom』の原型を生み出し、約3年の月日をかけて開発を続けてきた。Karen氏は過去に物理アクションパズル『Rope Rescue』を手がけた人物で、今作でもセル(細胞)を複数の大きさのカプセルで捉えるという興味深い試みに挑戦している。

なお『Mushroom 11』はiOS向けにもリリース予定とされており、こちらの続報にも期待したい。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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