好評率100%ドット絵冒険ゲーム『Mr.Lemon』アプデでついに日本語対応。「言葉が呪文になる」ひらめきと幻想の旅、開発者が亡き友人に捧ぐストーリー

Pepita Digitalは1月6日、2025年11月に発売された2Dアドベンチャーゲーム『Mr.Lemon』が、日本語に対応したことを発表した。

デベロッパーのPepita Digitalは1月6日、2025年11月に発売された2Dアドベンチャーゲーム『Mr.Lemon』が、日本語に対応したことを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Mr.Lemon』は、幻想的な言葉の世界が舞台となる、ドット絵で描かれたグラフィックが特徴の見下ろし型アドベンチャーRPG。プレイヤーは一途な魂、レモンとして、世界を繋ぐ「言語の樹」を救う旅に出る。

本作の物語は、現実と異世界を行き来しながら進行する。アイスランドを主な舞台としつつ、学校、氷原、空に浮かぶ島などがフィールドとして用意されており、忍者や海賊、アメリカの先住民といった世界各地の異なる文化的背景を持つNPCが登場。冒険を通じてレモンの人生を味わい、言語学者としての短くも燃えるような、夢を追う生き様を見届けることになる。運命の受け入れ(受容)や、不運との“和解”といった要素が、テーマとして盛り込まれている。

ゲーム内には、「単語メニュー」と呼ばれるシステムが用意されており、さまざまな言語を収集して言葉に秘められた力を使い、謎を解いていく。ゲーム内には複数の言語が登場するが、各言語に存在する翻訳できない言葉や語彙が、強調される作りになっている。例えば、ゲーム中のフィールドでは泡のような霧が進路を塞いでいることが多いが、「Ratljóst(ラトリョースト)」というワードを使うとその霧を消すことが可能。また、NPCとの会話や散策で言葉が手に入ることがあり、それらを使うことでアイテムを発見できる場合もある。

そんな本作を手がけるのはJulio Santi氏によるスタジオPepita Digital。の同氏の友人であるAndré Lima氏(同氏のニックネームがレモン)を“テーマ”にした作品となっている。両氏は語学の学習を通じて友情を深めたが、2016年にLima氏が交通事故によって他界。その後、Santi氏は「レモンに捧げるゲームを作らなきゃいけない」と考え、本作の開発をスタートしたそうだ。

なお本稿執筆時点では、『Mr.Lemon』のSteamにおけるすべてのレビューにて「非常に好評」ステータスを得ており、58件のレビューのうち、すべてが好評となっている。に加えて本作では友情や別離、家族などをテーマにした重厚なストーリーと、「Ratljóst」をはじめとした言語ギミックが持ち味となっており、高い評価を受けている。Santi氏は過去のインタビューで、完成度に満足できず、過去に2回ほどプロジェクトを破棄して本作を再制作したと語っている。そうした同氏のこだわりが、ユーザーからの支持を勝ち取ったと言えそうだ。

『Mr.Lemon』は、PC(Steam)向けに販売中。価格は税込1476円で、1月20日までは30%オフセールも実施される。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Satofumi Inoue
Satofumi Inoue

大作洋ゲーから、インディーゲーム、VR系まで幅広く遊ぶ雑食派。いろいろ遊びすぎて一つのタイトルに使える時間が減り気味なのが悩み

記事本文: 27