『Mount & Blade II: Bannerlord』ゲームプレイ映像が初公開、移りゆく季節とそびえ立つ攻城兵器に刮目

トルコのインディーデベロッパーTaleWorlds Entertainmentは、PC用アクションRPGシリーズ最新作『Mount & Blade II: Bannerlord』のゲームプレイ映像を、ドイツはケルンで開催中のゲーム見本市「Gamescom 2015」で初めて披露した。

トルコのインディーデベロッパーTaleWorlds Entertainmentは、PC用アクションRPGシリーズ最新作『Mount & Blade II: Bannerlord』のゲームプレイ映像を、ドイツはケルンで開催中のゲーム見本市「Gamescom 2015」で初めて披露した。PC Gamerをはじめ、複数の海外メディアが動画を公開している。

初披露された動画は開発中のものだが、サンドボックスの世界にプレイヤーを引き込むさまざまな要素が垣間見える。天候・季節システムは、神々しい暁天の光や暗雲立ち込める雨模様はもちろん、清涼感あふれる雪化粧など、多種多様な光景を演出。移りゆく季節の変化を楽しめそうだ。次に気になるのは2色の小石を用いたボードゲームの存在。ストーリーを忘れて没頭できるミニゲームになるかもしれない。

さらに、迫力満載の攻城兵器も登場。城塞に巨石を投じるカタパルトや城門を突破するための破城槌に加えて、兵士が数十人掛かりで移動させる巨大な兵器はブリーチングタワーだと思われる。武器のクラフトも可能で、ブレード・鍔・グリップ・柄頭を自由に組み合わせることで、価格・重量・長さ・バランス・斬撃スピード・斬撃ダメージ・刺突スピード・刺突ダメージといったパラメータが変化するようだ。

そのほか、リプレイ機能も実装されており、映像では動画クリップの作成を実演している。記録した戦闘シーンを好みのカメラ位置やFOV、複数の光学効果を用いて編集できる。ド派手なアクション場面から笑える珍プレイまで、ユーザーが自慢のオリジナル動画をシェアする上で便利なツールになることは間違いない。

また、2番目の映像では体重・体格・年齢をはじめ、顔のあらゆるパーツを細部まで調整できるキャラクターメイキング機能や装備品の編成画面、マップ上を移動する俯瞰画面を紹介。ゲームエンジンを紹介する動画では、ワールドを作成する工程の一部を映している。石畳の隙間から生い茂る雑草に万緑叢中紅一点の花、水面に煌めく落日の光、季節にあわせ移りゆく天候の変化といった、自然が誇る生命の息吹を艶やかに再現しているのがわかる。

『Mount & Blade II: Bannerlord』は、2作目『Mount&Blade: Warband』の200年前を描くシリーズ新章。2012年に初めて存在が明らかにされた。先日には、詳細なゲーム情報が「Gamescom 2015」にて初披露されることが、プレスリリースを通して発表されていた。同シリーズは、2008年以降『Mount & Blade』『Mount & Blade: Warband』『Mount&Blade: With Fire & Sword』の3作品が発売されており、遊び方はプレイヤー次第という高い自由度が人気を博した。これまでにシリーズ累計600万本の売上を達成している。

Ritsuko Kawai
Ritsuko Kawai

カナダ育ちの脳筋女子ゲーマー。塾講師、ホステス、ニュースサイト編集者を経て、現在はフリーライター。下ネタと社会問題に光を当てるのが仕事です。洋ゲーならジャンルを問わず何でもプレイしますが、ヒゲとマッチョが出てくる作品にくびったけ。Steamでカワイイ絵文字を集めるのにハマっています。趣味は葉巻とウォッカと映画鑑賞。ネコ好き。

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