デベロッパーのJaspelは9月3日、『Moon Watch』を発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）。Steamストアページ表記によると、日本語にも対応予定。
本作は見降ろし型視点の、いわゆるサバイバー系のローグライクアクションゲーム。開発を手がけるJaspelは、高評価バックパック整理ローグライク『Backpack Hero』を開発したことで知られるデベロッパーだ。『Moon Watch』も『Backpack Hero』と同じく、親しみやすいドット絵で描かれている。
『Moon Watch』では、月の守護者である主人公は全能のヴァンパイアロードの城に乗り込み、グールやサイバネティック強化アンデッドなどの邪悪な軍勢に立ち向かっていくことになる。ゲーム開始時にはヴァンパイアロードの城に宇宙船ごと突っ込み侵入を果たすなど、設定に反して全体的な雰囲気はややコミカル。周回の度にドロップやイベントがランダムに変化するローグライトの要素も含まれているようだ。
本作ではゲームプレイを通じてカードを集め、デッキを構築していくことで主人公は成長していく。たとえば「Dash」のカードを使用すると指定した方向に素早く主人公を移動させることができるし、「Push」であれば押し寄せてくる軍勢をはじき返すこともできる。カードは単体でも十分な効果を発揮するが、カード同士のシナジーを追求してデッキを作り上げていくことは本作の大きな魅力になりそうだ。
本作のさらなる特徴として、時間を停止させることができる。敵と同様に主人公も移動不能になってしまうが、カードによる行動は別。敵に囲まれたならば時間を止め、じっくりと状況を見つつ隙間を縫うように「Dash」などを使用すれば危機を脱出できるというわけだ。止めていられる時間には制約があるようなので、ここぞという場面で使用する能力となるのだろう。サバイバー系ゲームは数あるものの、時間を止めてカードを用いる特徴的な戦略を楽しめそうだ。Jaspelが手がける新作の続報にも注目したい。
『Moon Watch』は PC（Steam）にて配信予定。リリース予定日は2024第4四半期、価格は未定となっている。
