モンスター治療所経営シム『Monster Care Simulator』評判高まり中。傷ついたモンスターを笑顔に変えてお金を稼ぐ、癒しのお世話ゲーム
Banana Tiger Studioは4月4日、『Monster Care Simulator』を早期アクセス配信開始した。さっそくユーザーレビューが寄せられ、高い評価を得ている。

インディーデベロッパーのBanana Tiger Studioは4月4日、『Monster Care Simulator』をPC(Steam)にて早期アクセス配信開始した。本作にはさっそくユーザーレビューが寄せられ、98%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ている。
『Monster Care Simulator』はその名の通りモンスターを専門とした診療所を経営するシミュレーターだ。最初は汚くみすぼらしい診療所だが、掃除や設備投資を行うことによって診療所をアップグレードすることができる。
本作の特徴はなんといってもモンスターとの交流。診療所には多種多様なモンスターがさまざまな傷病を抱えてやってくる。汚れていたり、やけどや、あるいは凍傷など可哀想な状態だ。プレイヤーは多彩な設備を活用して、モンスターが抱えている傷を癒やしていく。
治療が終わったら、モンスターを診療所の庭に放して遊ばせることができる。モンスターには感情があり、治療を終えた直後は悲しんでいたり、怒っていたりする。そのままの状態だと、他のモンスターと喧嘩をしてしまい危険だ。モンスターをなでて可愛がったり、おもちゃで一緒に遊んだりすれば、モンスターたちは幸せになり、喧嘩をする確率が減少。さらには卵や素材を落としていくこともあるようだ。

卵は診療所で孵化させることができ、自分だけのモンスターを手に入れることができる。診療所の2階がプライベートスペースとなり、経営に疲れたプレイヤーをモンスターたちが暖かく出迎えてくれるようだ。このほか、スタッフを雇い入れてレジ打ちや清掃といった業務を分担することも可能となっている。
本作は4月4日の早期アクセス配信開始以降、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューに約54件が寄せられ、うち98%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ている。レビューでは主に可愛らしいモンスターをお世話できるコンセプトが評価を受けている様子。自分がケアしたモンスターが元気になっていくさまを見て、癒されるという感想も集まっているようだ。

ちなみに本作は、YouTube上でプレイ動画もさっそく複数上がっている。その中では経営シムならではの忙しなさや、預かっているモンスター同士が喧嘩してしまうのが面白みとして取り上げられているようだ。入れ代わり立ち代わりやってくる客に接客もしつつまたモンスターたちの様子も見なければならない経営初期の忙しなさや、次第にモンスターとのんびりと交流も可能な点など、経営シムとモンスター育成ゲームの持ち味が組み合わさっているところが評価されているかたちだろう。
なお本作の早期アクセス配信期間は12か月を予定しており、ゲームバランスの調整や新機能の追加を行うとのこと。正式リリースに向けては新規モンスターの追加や診療所のカスタマイズ要素の拡張、モンスターとの新しい交流要素など、さまざまな新要素を追加していくようだ。なお、正式リリース時には値上げを行う可能性もあるそうで、興味のあるプレイヤーは早期アクセスのタイミングで購入しておくといいかもしれない。
モンスターとともに戦うゲームや育てるゲームはこれまで数多く存在してきたものの、モンスターのお世話をビジネスとして描く珍しいコンセプトの本作。早期アクセス配信開始直後のため課題も指摘されているものの、今後の新展開に期待したい。
『Monster Care Simulator』をPC(Steam)にて早期アクセス版が好評配信中。体験版も配信しており、日本語にも対応している。