WiiU版『Minecraft』がレーティング機関PEGIの審査を通過したようだ。海外フォーラムNeoGAFのユーザーの投稿によって明らかになった。PEGIの登録情報のなかでリリース日とされている11月12日は、任天堂が新作ゲームを告知する配信番組「ニンテンドーダイレクト」の放映予定日であり、同番組放送内での発表も考えられそうだ。
WiiU向けには、番外編である『Minecarft : Story Mode』が2015年内にリリース予定であるのに対し、『Minecraft』本編はなかなかリリースされずにいた。そこには、『Minecarft』の生みの親であるMarkus Persson氏（通称Notch）の影響があったのではないかと噂されている。Notch氏は過去に自身のTwitterで「何かが光っていたので急いで充電したらWiiUゲームパッドなので枕をかぶせた」といった充電が必要なWiiUゲームパッドへの揶揄や、「任天堂ファンは安心してくれ。WiiUで今年出た2本のゲームを愛しているし（実際にはもっとたくさんリリースされている）、2015年に出る3本目も楽しみだよ！」といったWiiUのソフト不足を皮肉る投稿をしている。今回のWiiU版の登場には、Microsoftが『Minecraft』の開発元であるMojangを買収し、Notch氏が退社したこととかかわりがあるかもしれない。
Something is flashing in my room, desperately begging me to charge it. Turns out it was my Wii U pad, so I put a pillow on top of it.
— Notch (@notch) August 14, 2014
任天堂の取締役企画制作本部長の高橋伸也氏は、2014年6月に海外メディアKotakuから『Minecraft』について問われた際、リリースを熱望している心境を明かした。
“WiiUゲームパッドの使い方を考えた当初からずっと『Minecraft』は相性の良いゲームだと考えているんだ。もちろん3DSでの登場も考えられるけど、WiiUでリリースすればたくさんの子どもたちに『Minecraft』を遊んでもらえそうだね。”
また、『Minecraft』はPlaySation Vita/PlaySation 3/ PlaySation 4/Xbox 360/Xbox Oneでも既にリリースされており、各コンソールに応じてDLCによるスキンパックが用意されている。PlayStation 3版には『アンチャーテッド』シリーズからネイトが、Xbox 360版には『Halo』シリーズからMasterChiefのスキンが販売されており、WiiU版の登場にあわせたマリオやリンクといった有名キャラのスキンの配信が期待される。
任天堂の想いとは裏腹に、なかなかリリースに結びつかなかった『Minecraft』は、今度こそ任天堂ハードでリリースされるのだろうか。明日のニンテンドーダイレクトでの発表に期待が寄せられる。
