めちゃかわミニゲーム山盛りゲーム『MINDWAVE』面白いとして脚光浴びる。火付け役は体験版、クラファンにはみるみるお金集まる

HoloHammerは1月15日、『MINDWAVE』の体験版をSteam向けに配信した。本作はかわいらしいグラフィックで描かれた多彩なミニゲームが好評を博している。

デベロッパーのHoloHammerは1月15日、『MINDWAVE』の体験版を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また、本作の開発費を募るクラウドファンディングも開始され、翌日には初期目標金額を突破するなど、大きな注目を集めている。

本作は、多種多様なミニゲームを攻略して、トーナメントを勝ち抜くことを目指す作品だ。任天堂の『メイド イン ワリオ』シリーズから影響を受けつつ、物語要素も導入しているという。

『MINDWAVE』の世界には、ユーザー同士の脳をリンクさせ、お互いの精神を使って対戦するゲームが存在。開発元のMindscape社は、そのゲームの大会を毎年開催しており、主人公の女性Pandoraは、優勝賞金1000万ドルのトーナメントに出場することとなる。

本作にてプレイヤーは、大会の対戦相手から提示される数々のミニゲームをクリアし、Mindscapeタワーを1階ずつ上っていく。そのミニゲームは、対戦相手の思考や夢、記憶を元に生成されているという設定で、キャラクターによってまったく異なるゲームが登場するという。操作に使うのはいくつかのキーとマウスのみ。1ゲームあたり数秒で終わり、矢継ぎ早にプレイしていく内容となる。

今回配信された体験版では、たとえばぬいぐるみを拾って色別に仕分けたり、リズムゲームのようにタイミングよく指定のキーを押したり、マウスカーソルをぐるぐる動かしてキャラクターの目を回らせたり、あるいはブラシを動かしてキャラクターの髪をとかしたり、プラットフォームアクションをこなしたりなど、多種多様なミニゲームが収録。また後半では、ゲーム画面上におじゃまウィンドウが出現することもある。

本作は昨年11月に発表され、このたびKickstarterでのクラウドファンディングが開始。開発元の告知ポスト(以下に掲載)では、本稿執筆時点で約3400件のリポストと約1万5000件のいいねが集まり、それからわずか31時間で初期目標金額の4万ドル(約620万円)を突破した。また、同日にPC(Steam)にて配信開始された体験版は、現時点で約170件のユーザーレビューが投稿され、そのうちの99%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ている。

体験版のレビューでは、開発元が公言している『メイド イン ワリオ』シリーズを彷彿とさせるゲームプレイや、ミニゲームのバリエーションの豊かさ、個性的でかわいい手描き調のビジュアルなどが好評だ。また、ほかの大会参加者と会話を交わせる場面もあり、そうした物語要素についても評価されている。

なお、本作にはストーリーモードのほかに、ミニゲームの再プレイに特化したエンドレスモードも収録予定。エンドレスモードでは、ゲームスピードや難易度、そして世界観の奇妙さが徐々に上昇していくとのこと。

『MINDWAVE』は、PC(Steam)向けに体験版が配信中。製品版については、現在実施中のKickstarterキャンペーンでは2027年9月に配信予定とされている。開発元によると、Steamでは日本人から多くウィッシュリスト登録されているそうで、日本語対応を前向きに検討しているそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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