ミニオープンワールド宅配ゲーム『Mika and The Witch’s Mountain』1月22日正式リリースへ。魔法のほうきで空を飛び荷物をお届け
デベロッパーのChibigは1月15日、配達アドベンチャーゲーム『Mika and The Witch’s Mountain』を1月22日に正式リリースすると発表した。本作は、現在PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。海外Nintendo Switch向けにも配信されている。
また正式リリースにあわせて、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One版が配信開始される。Nintendo Switch/PS5/PS4版に関しては、日本ではパブリッシャーのPikiiより、『ミカと魔女の山』というタイトルで3月13日発売予定となっている。
『Mika and The Witch’s Mountain(ミカと魔女の山)』は、14歳の見習い魔女ミカを主人公とするアドベンチャーゲームだ。ミカは一人前の魔女になるため、ゴーン山の頂上で暮らす魔女オラガリから与えられた試練に挑む。それは、山の麓から自力で頂上へ戻ること。ただ、麓に落とされた際にミカの魔法のほうきが壊れてしまった。そこで彼女は、頂上まで飛ぶことができる新しいほうきを買うため、配達員として働くこととする。
本作の舞台は、ゴーン山を中心とした比較的小規模なオープンワールドの島となっており、街や牧場、工場、遺跡などが点在。街には配送会社があり、プレイヤーはここで仕事を請け負えるほか、出会った住民に依頼されるなどして荷物の配達をおこなう。魔法のほうきに乗って空を飛び、宛先の人物を探して届けるのだ。荷物によっては破損や水濡れしたり、配達に制限時間があったりし、報酬に影響する要素となっている。
ミカの魔法のほうきは、最初は滑空できるだけであるが、配達仕事で稼いだお金でアップグレードが可能。それにより気流に乗れたり、特殊なオブジェクトを利用できたりするようになり、島のアクセスできるエリアが段階的に広がっていく。また同時に出会える住民も増えていき、彼らとの交流を通じて成長していくミカの物語が展開される。
本作は、「魔女の宅急便」などのジブリ映画や、『A Short Hike』『ゼルダの伝説 風のタクト』といったゲーム作品から影響を受けて開発され、2024年8月にPC(Steam)向けに早期アクセス配信が開始。ユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約230件のうち91%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
その後本作に向けては、2つの大型アップデートが配信。チョコレートの速達を頼まれたり、野良猫に餌付けしたり、魚釣りをしたりといったミニゲームが追加されたほか、飛行時に同行してくれるペット要素の導入、ミカの衣装の追加などがおこなわれた。そして今後配信される最終大型アップデートでは、島の深部を冒険できるダンジョンなどが追加予定とのこと。
『Mika and The Witch’s Mountain』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。そして1月22日に正式リリース予定だ。
また3月13日には、『ミカと魔女の山』というタイトルで国内Nintendo Switch/PS5/PS4版が発売予定。ダウンロード版に加えパッケージ版も発売される。なお、Xbox Series X|S/Xbox One版の日本でのリリースの有無に関しては現時点では不明。開発元の自主販売というかたちで、海外と同じく1月22日に配信される可能性もあるだろう。