アトラス新作RPG『メタファー:リファンタジオ』最初の大型ダンジョンは突破率すでに“約6割”。めっちゃ長いのにみんな続々踏破
アトラスは10月11日、新作RPG『メタファー:リファンタジオ』を発売。発売されてさっそく、本作のSteam版は連日盛況を見せており、攻略に熱中するユーザーが多くみられる。なお本稿には本作の序盤の進行状況についての記述があるため、留意されたい。
本作は、アトラスのスタジオ・ゼロが手がける新作RPGだ。対応プラットフォームは、PC(Steam/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox Series X|S。スタジオ・ゼロは、橋野桂氏を中心として、『ペルソナ3』以降の『ペルソナ』シリーズを開発してきたチームを中心として設立されたスタジオ。本作の舞台となる王国では王族が暗殺され混迷に陥っており、歴史上前例のない「選挙魔法」が発動。どんな身分の者でも民衆の人気さえ集めれば次の王になれるという魔法であり、これを受けて世界は王位争奪戦に発展する。主人公もこの選挙戦に巻き込まれ、世界各地を巡ることになる。
本作は10月11日に全世界向けに発売された。近年の『ペルソナ』シリーズを手掛けたスタッフ陣の完全新作ということもあり、発売前から大きな注目を集めていた作品。その注目度に比例するように、本作はさっそく発売初日にして全世界で100万本を突破したことが発表されるなど、爆発的な売上を記録するロケットスタートを切っている(関連記事)。またSteamScoutによると、Steamユーザーレビューの使用言語割合は39.4%が簡体字中国語、次いで39.2%が英語となっており、特に英語圏や中国語圏で大きな人気を記録しており、本作のグローバルな人気がうかがえるものとなっている。
なおSteam版のグローバル実績データによると、本作で最初に訪れる大型ダンジョン「レガリス大聖堂」の踏破率は本稿執筆時点で58.8%となっている。また本作PS版でも約6割の突破率となっている(PSNProfiles)。「レガリス大聖堂」は最初に訪れる大型ダンジョンであるものの、かなりのボリュームを誇る序盤の山場となっている。道中には中継地点も数多く用意されており、強力な中ボスも多数出現。さらには序盤のダンジョンにも関わらず、すでに特定属性を反射するようなザコ敵も現れる。そんな敵との連戦で消耗すれば補給のために一旦撤退する必要もある。日数をまたいで攻略したというプレイヤーも少なくないだろう。実際『ペルソナ』シリーズに慣れている筆者も、“まだ続くのか”と思いながらアイテムをフル活用し攻略した覚えがある。
ちなみにSteam版『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の最初のダンジョン「カモシダ・パレス」の踏破率は本稿執筆時点で62.9%である。こちらも「レガリス大聖堂」に負けず劣らずのボリュームを誇るダンジョンであるが、同作のSteam版は2022年10月に発売されており、時間をかけてじっくりと攻略したプレイヤーも多いとみられる。比較すると『メタファー:リファンタジオ』は発売一週間にも満たないタイトル。それであっても多くのプレイヤーが大ボリュームのダンジョンをすでに攻略し『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の最初のダンジョンに匹敵するほどの踏破率を見せていることから、発売からさっそく“メタメタに”熱中しているユーザーの多さがうかがえる。
なお事前に配信された本作のプロローグ体験版では、「レガリス大聖堂」の中ボスと作中カレンダーの6月14日までがプレイ可能。プレイ時間は人によっては4~6時間程、中にはやりこみ要素を含めて10時間以上はゆうにプレイ可能であるといった報告も上がっていた。トロフィー取得率から見ても、まだプロローグ体験版の範囲すら終わっていないユーザーも多そうであり、本作の壮大なボリュームがうかがい知れるものとなっている。なお筆者も発売日から寝食を忘れ時間をささげながら本作に熱中しているものの、いまだに中盤に差し掛かったのかどうかすら不明である。
『メタファー:リファンタジオ』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。