ブラウザで遊べる無料の配達ゲーム『Messenger』が大注目浴びる。小さな惑星の小さな街でお届けもの

abetoは9月25日、配達アドベンチャーゲーム『Messenger』を公式サイトにて無料公開した。

インタラクティブスタジオのabetoは9月25日、配達アドベンチャーゲーム『Messenger』を公式サイトにて無料公開した。PCやスマートフォンのWebブラウザにてプレイできる。

本作は、メッセンジャーとなり人々に手紙や荷物を届ける短編作品だ。公開後、SNS上で大きな注目を集めている。

『Messenger』の舞台となるのは、地平線の丸さがはっきり感じられるほどの小さな惑星だ。いくつかのエリアが存在し、看板などには独自の文字が使用され読めないものの、特に街中はどこか現代の日本を感じさせる雰囲気がある。そんな惑星にてプレイヤーは、メッセンジャーとしていくつかの配達仕事をする。

配達の仕事はあわせて5つ用意され、惑星にいる特定の人物と出会い、依頼を受けてこなしていく。指定された人物にお届け物をすると、そこからさらに仕事を依頼されることもあり、一連の配達を終えると仕事がひとつ完了となる。惑星はかなり小さいが、市街地や住宅地のほかにちょっとした山や海といった環境も存在し、あちこち駆け回ることになるだろう。

本作はオンラインマルチプレイに対応しているようで、プレイ中にはほかのメッセンジャーが現れることもある。ロビーなどのマッチング機能はなく、協力プレイなどの要素も存在しない模様であるが、計10種類用意されたスタンプで簡単なコミュニケーションを図ることが可能だ。

このほか、主人公のキャラクターには見た目のカスタマイズ機能が用意。髪型、トップスやボトムスの衣装、そして靴を、それぞれいくつか用意された中から選んで着せ替えできる。

本作は、テクニカルアーティストなどとして活動しているVicente Lucendo氏とMichael Sungaila氏によって制作された。abeto名義では、Webサイト向けのインタラクティブアート制作で受賞経験があり、ゲーム制作は本作『Messenger』が初めてのようだ。開発においてはWebGLやThree.jsといった3Dコンテンツ制作向けのWeb技術が使用されている。

本作についてのabetoのXへの投稿は、本稿執筆時点で約1400件のリポスト・約8900件のいいねを得るなど大きな注目を集めている。SNS上での反響としては、小さな惑星に日本風の街などを詰め込んだ世界観が魅力的だと好評だ。また、クオリティの高い3Dグラフィックを採用しながらもWebブラウザ上で軽快に動作し、さらにスマホでの縦画面プレイ向けの最適化や、マルチプレイ対応がおこなわれている点なども評価が高い。

『Messenger』は、公式サイトにて無料公開中だ。PCやスマートフォンのWebブラウザにてプレイできる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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