メガドライブ向け“新作”シューティングゲーム『ZPF』のクラファンが「わずか19分」で初期目標金額を突破。1日目で早くも1400万円以上を集める

Mega Cat Studiosは6月28日、メガドライブ向けにシューティングゲーム『ZPF』を正式発表した。7月1日には、クラウドファンディングが開始したが、なんとわずか19分で初期目標金額1万5000ドルを集めたようだ。

パブリッシャーのMega Cat Studiosは6月28日、ZPF Teamが手がけるシューティングゲーム『ZPF』を正式発表した。対応プラットフォームは、なんとメガドライブ。7月1日には、本作の開発費を募るクラウドファンディングがKickstarterにて開始され、それからわずか19分で初期目標金額1万5000ドル(約240万円)を集めることに成功するなど、大きな注目を集めている。

本作は、セガの往年のゲーム機であるメガドライブおよびGenesis(北米版メガドライブ)向けに開発中。Kickstarterでの出資者には、互換カートリッジに収録されて提供される。


『ZPF』は、サイケデリックなドット絵ビジュアルが特徴の横スクロール・シューティングゲームだ。未来やファンタジー、エイリアンなどをテーマにした6種類以上のステージが収録。多彩なレイアウトの各ステージにて、現れる敵や中ボスを倒しながら進み、最後に待ち受ける巨大なボスとの戦いに挑む。隠しステージも存在し、複数のエンディングが用意されるとのこと。

プレイヤーの機体にはKnight・Gladius・Goldの3種類があり、それぞれ特徴の異なるメインおよびセカンダリ武器を搭載。メイン武器はショット、セカンダリ武器は近接攻撃となっているようだ。また、ショップにてアップグレードを購入できる要素が存在し、たとえばプレイヤー機体の攻撃力をアップさせたり残機を増やしたり、逆に敵の攻撃力を下げたり、獲得スコアや出現メダルを増やしたり、あるいはステージ攻略のヒントを得たりといったものが用意される。


本作の開発元ZPF Teamは、Perry Sessions氏やMikael Tillander氏などを中心としたチームで、両氏はこれまでにNEOGEO向けの『Neo XYX』やメガドライブ向けの『Tänzer』といった作品を、現代において制作したことで知られる。また販売元のMega Cat Studiosも、メガドライブやファミコン、ゲームボーイ互換の新作を数多く取り扱っている。ちなみに同スタジオはデベロッパーでもあり、昨年には『WrestleQuest』などをリリースしている。

今回実施された本作『ZPF』のKickstarterキャンペーンでは、開始からわずか19分で初期目標金額1万5000ドル(約240万円)を突破。その後も出資者は増え続け、およそ1日が経った本稿執筆時点では、初期目標金額の約6倍となる約9万ドル(約1450万円)を集めている。

本作の開発は、2021年頃から開始されていた模様。すでに製造・販売が終了して久しいメガドライブ向けの作品ながら、メガドライブはいまだにファンは多く、また先述したように実績ある開発者と販売元による新作ということで、早々に大きな成功を収めることとなったようだ。


『ZPF』は、メガドライブ向けに開発中。本作のKickstarterキャンペーンは7月31日まで実施され、出資者向けには2025年2月に本作を含むリワードが提供される予定となっている。詳細は同キャンペーンページを確認してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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