Capcom of Americaは、「ロックマン」シリーズ6作などを収録したバンドルパック『Mega Man Legacy』を海外向けに正式発表した。対応プラットフォームはPC/PS4/Xbox One/ニンテンドー3DS。PC版および据え置きハード版は今夏、3DS版は今冬にリリースされる予定だ。価格は14.99ドル。
『Mega Man Legacy』には初代『ロックマン』から続く6作品が収録されている。グラフィックは1080pに対応しており、リーダーボードなどのさまざまな新要素が盛り込まれている。なお1995年に発売された『ロックマン7 宿命の対決!』から2010年にリリースされた『ロックマン10 宇宙からの脅威!!』までの4作は収録されていない。大量の海賊版や不正コピーが出回っているとはいえ、PCで『ロックマン』がリリースされるのは初である(「Street Fighter X Mega Man」を除けば)。
1080p対応のほか、かつてプレイしたゲーマーが再び購入する理由となるのがチャンレジモードだ。例えば「ライフバー1つで6つのエリアをクリアする」や、「初代『ロックマン』の6体のボスと連続で戦う」といったチャレンジが収録されている。これらのチャレンジをリプレイデータとして保存し共有する機能も存在する。
また各『ロックマン』作品の情報が収録されている「データベース」では、敵の詳細情報リストから即座にその敵の練習モードへと移行することができる。「ミュージアム」には、1987年から1992年までの『ロックマン』作品におけるスケッチやアート、ビジュアルマテリアルなどが収録されている。
またコアな情報としては、2003年にBackbone Entertainmentに吸収された「Digital Eclipse」が復活を遂げ、『Mega Man Legacy』のリメイク開発を担当している。当時の創設者Andrew Ayre氏が、カリフォルニア州エメリービルで新たにチームを結成した。クラシックゲームを複数のプラットフォームへと移植する「Eclipse Engine」を開発しており、このエンジンを利用してさまざまな機種への1080p移植が実現されている。
Capcom of Americaによれば、E3 2015やサンディエゴComic-Conにて『Mega Man Legacy』の映像が配信予定。9月15日に登場する稲船敬二氏の新作『Mighty No.9』の発売時期とやや被っていることに因果を感じるところだが、アーカイブスなどでしか遊べなかった過去の名作が新たな装いで再登場することは、素直に喜びたいところだ。