熱血ロボカスタマイズRPG『NITRO GEN OMEGA』発表。死んだパイロットは二度と戻らない、ロボアニメ風傭兵生活

DESTINYbitは10月9日、『NITRO GEN OMEGA』を発表した。日本のロボットアニメから影響を受ける、メックバトル戦略RPGだ。

デベロッパーのDESTINYbitは10月9日、メックバトル戦略RPG『NITRO GEN OMEGA』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年配信予定。ゲーム内は日本語表示に対応する。

本作は、傭兵クルーの指揮官となってメックのパイロットたちを率い、機械の敵と戦う作品だ。日本のロボットアニメから影響を受けており、限界を超えて困難に打ち勝つパイロットたちの物語が、本格的なアニメ調ビジュアルにて展開される。


『NITRO GEN OMEGA』の世界では、人類は機械との戦争に敗れ、巨大な柱の上に建設された複数の都市と前哨基地のみが残された状況にある。いずれ人類が滅亡することは避けられないように思われるが、それでも人々は生きる希望を求めている。そんな世界でプレイヤーはメックのパイロットを雇い、各都市から依頼を受けて機械の敵に立ち向かう。

傭兵部隊は、メック内のシステムを分担する4人のパイロットで構成。プレイヤーは、ドライバーにはドッジを、ガンナーには射撃を、エンジニアには冷却剤の展開を、オペレーターにはスモークグレネードの投てきを指示できる。バトルはターン制で進行し、作戦フェーズで敵の意図を探りながら自分の行動を決め、実行フェーズへと進む。敵味方の行動順はタイムラインで確認できる。

バトル中には、想定外のピンチに陥ったパイロットが指示を無視して行動することもあるため、士気の管理が非常に重要になるという。また、リスクを伴う困難な戦いが展開され、パイロットが怪我をしたり死んでしまったりすることもあるそうだ。こうした戦略バトルを通じて、自分だけのアニメのエピソードができあがっていくような感覚を味わえることが本作の特徴とのこと。

 


メックにはカスタマイズ要素が用意され、まずベースとなるメックモデルは計3種類をアンロックして選択可能。それぞれ独自のプレイスタイルとなっており、対応するパーツも異なるという。メックのパーツは契約をこなすことで入手でき、防御・熱発生・弾薬管理といったバランスを考えながら組み合わせて、装備をカスタマイズしていく。

パイロットたちの拠点には飛行船が存在。ここでは、おいしい料理を作ってパイロットの戦闘能力をアップさせたり、ボクシングリングでトレーニングしたり雑誌を読んだりしてスキルを向上させたりといったことができ、パイロットが成長することでメックも強くなっていく。バトル報酬で得たポイントを使って、そうしたアクティビティをパイロットに割り当てるかたちになるようだ。

また、飛行船内ではイベントが発生することがあり、士気の管理によってその結果が変化。パイロット間で友情やライバル関係を築いていくことになり、彼らの関係性は戦闘中の行動に影響するという。

 


本作の世界は広大なオープンワールドで表現され、飛行船に乗って探索できる。都市や前哨地を訪れたり、点在している機械のねぐらやイベントを発見したりでき、探索を通じて契約を請け負い、機械とのバトルに挑むという流れとなる模様。そして契約を完了してクルーの評判を高めたり、メックパーツや料理の材料、雑誌などを買ったりし、そしてパイロットを回復させ飛行船に燃料を補給して、ふたたび冒険へと繰り出すのだ。

また、本作はソロプレイに加え、非同期型のオンラインマルチプレイにも対応。マルチプレイではカジュアルなPvP形式が採用され、専用の戦闘システムで作戦を立て、対戦相手を出し抜くことを目指す。また、ほかのプレイヤーと、パイロットや戦利品を交換できる要素も用意される。なお、本作に登場するパイロットはすべて外見や特徴がランダム生成され、死亡したらそれっきりとなる。


本作の開発元DESTINYbitは、THQ NordicやPLAIONなどを抱えるEmbracer Groupの傘下にある、イタリアに拠点を置くスタジオだ。これまでには、サイコロ街づくりサバイバルゲーム『Dice Legacy』や、中世RTS『Empires Apart』といった作品を手がけてきたことで知られる。

『NITRO GEN OMEGA』は、PC(Steam)向けに2025年配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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