ネズミ逃走中アクション『Maze Mice』がさっそく好評。『パックマン』×『Vampire Survivors』なゲームプレイが病みつきになる、『幸運の大家様』開発元新作
TrampolineTalesは5月2日、ローグライトアクションゲーム『Maze Mice』の早期アクセス配信を開始。『パックマン』と『Vampire Survivors』を融合させたようなゲームプレイに、中毒性を感じるプレイヤーが続出している。

デベロッパーのTrampolineTalesは5月2日、ローグライトアクションゲーム『Maze Mice』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく好評を得ている。
本作は、小さなネズミのキャラクターとなって、天敵である猫から逃げながら戦うゲームだ。ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Maze Mice』では、迷路のようなステージが用意され、プレイヤーはネズミとなってできるだけ長く生き延びることを目指す。ステージ内には敵である猫が眠っており、側を通ると目覚めて追いかけてくる。また時間が経過すると新たなタイプの敵も出現し、たとえばステージの壁を超えてプレイヤーに直接向かってくるものが登場。敵に触れると体力が減り、ゼロになるとゲームオーバーだ。
本作の特徴のひとつとしては、プレイヤーが動いた時だけ時間が流れるシステムが挙げられる。つまりプレイヤーが立ち止まれば、敵の猫たちも止まる。猫の群れから常に逃げながらのゲームプレイとなるなかでは、進行ルートの選択やそのタイミングを誤ると、逃げ場がなくなりダメージを受けてしまうことも。そうならないように、一度立ち止まってじっくり検討できるシステムというわけだ。


ステージ内には、ドットと呼ばれる青い玉のアイテムが配置されており、それを回収すると経験値を獲得。そしてレベルアップすると、ランダムに3つ提示された中からアップグレードを入手できる。これによって猫を攻撃するさまざまな攻撃スキルを習得、追加および強化が可能。ネズミから直接攻撃が放たれるものもあれば、ステージ内に設置され発動するタイプも存在する。また、体力の上限アップや攻撃力アップなどのアップグレードも用意されている。
より多くの経験値を獲得できる大きなドットを回収すれば、また新たなドットが出現。基本的に寝ている猫の側に出現するため、アップグレードを重ねていく以上は、絶えず猫に追われる格好となるだろう。そしてゲーム開始から10分経つとボスが登場し、攻撃スキルを上手く当てて倒せばステージクリアだ。また、そのままプレイを続行することもできる。
ステージ終了時には、猫を倒して獲得した総スコアに応じて、新たなアップグレードやプレイヤーキャラクターがアンロック。ネズミのキャラクターは、現時点であわせて30体収録されており、それぞれ初期習得している攻撃スキルやアップグレードが異なる。
本作はPC(Steam)にて、先日5月2日に早期アクセス配信が開始。本稿執筆時点で、ユーザーレビュー数は約40件とまだそれほど多くはないものの、その97%が好評に投じておりかなりの高評価だ。レビューでは、本作のゲームプレイやシステムから『パックマン』と『Vampire Survivors』を融合させたような作品だとの声が多く聞かれる。自分が動くと時間が進むシステムは『SUPERHOT』を想起させるという意見も。この意外な組み合わせが絶妙にマッチして中毒性を生み、また豊富なアンロック要素もあってやり込みたくなると好評である。
なお本作の今後については、1年以内には正式リリースされる見込み。開発元TrampolineTalesは、人気ローグライクスロットゲーム『幸運の大家様』を手がけたことでも知られ、同作と同じく早期アクセス配信を通じた成功を目指している。一方で、当初案内されていた徐々に拡充していく計画は変更され、いきなり大量のコンテンツが投入。さらなるアップグレードの追加などはおこなわれる予定だが、キャラクターについては現状の30体までとなる可能性があるそうだ。
『Maze Mice』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。また体験版も配信されている。