麻雀TPS『Call of Ponchy: Mahjong Warfare』発表。銃火器とバットを用いる変則麻雀、銃撃戦しつつ牌を集めて役を作る


デベロッパーのデジメカ製作所は8月4日、麻雀TPS『Call of Ponchy: Mahjong Warfare』を開発中であることを正式に発表した。対応プラットフォームは未定で、2024年内のリリースが想定されている。

本作は、「銃火器とバットを用いる変則レギュレーション」の麻雀ゲーム。今年5月に開発中映像が公開され大きな注目を集め、このたび正式タイトルが決定した格好だ。仮のPVも公開されている。

『Call of Ponchy: Mahjong Warfare』の世界における高レートのマンション麻雀では、金で雇われた代打ちたちが利益のためでも雀荘のためでもなく、銃とバットを使って果てしない代理戦争を繰り広げているという。プレイヤーはその代打ちのひとりとなり、麻雀バトルを繰り広げることとなる。

現時点では、本作のゲームシステムの詳細は明らかにされていない。公開されたPVからは、どこかの建物の屋上のようなフィールドを舞台に複数の敵と同時に戦い、また時間制限制となっていることがうかがえる。まさにTPSゲームのように銃で攻撃でき、敵へのダメージ値がそのまま点数として加算され、逆にダメージを受けると減少するようだ。画面下にはHPゲージがあり、おそらくダメージを受けてゼロになるとゲームオーバーになるのだろう。


そしてフィールド内には、大きな麻雀牌があちこちに配置。敵と戦うなかでこれらを獲得し、役を完成させるとその点数を獲得できる。攻撃よりもはるかに多くの点数を一度に稼げることから、基本的には役を作ることを優先することになりそうだ。また、敵もリアルタイムに役の完成を目指して行動していることがうかがえる。

PVでは、モンスターのようなキャラクターをバットで殴った際に副露が発生し、その敵が消失すると同時に面子が完成する場面も確認できる。これであがった場合はロン扱いになるようだ。また別のシーンでは、獲得した牌をフィールドに投げてモンスターを出現させている。手牌を消費する代わりに、敵を妨害する仲間を増やせるようだ。投げた牌がドラの場合には、より強そうなモンスターが出現していることも分かる。

そしてPVの終盤では、巨大ドラゴンがバトルに乱入。ドラゴンは初期状態でかなり多くの点数をもっており、また激しい攻撃を繰り出してくる。役を作りつつも、ドラゴンの攻撃をかわして反撃し、点数を削っていかないと勝利はないのかもしれない。


本作の開発元デジメカ製作所は、野球アクションゲーム『実録パワフル野球拳スラッガー山田』や、魔法少女アクションシューティングゲーム『魔法少女は自由に変身できない。』といった作品で知られる国内デベロッパーだ。ユーモア溢れる世界観や設定のゲームを手がけており、本作『Call of Ponchy: Mahjong Warfare』も麻雀とTPSという意外な取り合わせで注目を集めている模様である。

『Call of Ponchy: Mahjong Warfare』は現在開発中。対応プラットフォームは未定だが、同スタジオの他作品と同様にPC向けとなる可能性がありそうだ。またリリース時期については、今年5月時点で「まだ作り始めたところです。たぶん年内には出ます」とコメントしている。