麻雀風寿司ゲーム『寿司王 -sushi ou-』8月24日にSteam早期アクセス配信へ。オンライン対戦対応、寿司ネタで役を作りつつ時には“食べて”上がりを目指す


インディー開発者の瑞原りた氏は8月8日、麻雀風ボードゲーム『寿司王 -sushi ou-』の早期アクセス配信を、8月24日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

本作は、寿司店を舞台に麻雀風のゲームを楽しめる作品だ。ソロプレイおよび最大3人でのオンライン対戦に対応。プレイヤーは寿司が好きな職人“寿士”となり、寿司王の頂点を目指す。


『寿司王 -sushi ou-』には、あわせて25種類・各4貫の握りおよび巻き寿司が収録され、配られた寿司で2貫5組の組み合わせを作り、ほかのプレイヤーよりも先に上がることを目指す。上がった際にはその組み合わせによる点数を獲得でき、規定局数をこなした結果、一番多くの点数を獲得したプレイヤーが勝利だ。

ゲームプレイの流れとしては、まず9貫の寿司が配られ、親から順に1貫引き、いらない寿司を場に出すことを繰り返しながら、いわゆる役を作ることになる。あと1貫で役が完成する状況になると、麻雀のようにリーチをすることができ、上がり寿司を自ら引けばツモ、対戦相手が場に出した寿司で上がればロン……ではなくゴチ上がりとなる。なお、フリテンは存在せず、すでに場に出した寿司でも上がることが可能だ。

上がり役としては、リーチや一発、ツモのほか、“まぐろ一色”や“握り一色”などもある。おそらく、マグロ系のネタや握り系のネタで揃えると完成する役なのだろう。またスクリーンショットでは、「おすすめ」や「裏」として特定のネタが指定されており、麻雀でいうドラや裏ドラにあたるのかもしれない。

 


対局中には、引いてきた寿司を食べることが可能。以前公開された開発中ビルドでのゲームプレイ配信では、対戦相手に対し危険な寿司ネタを引いた場合に、一定のお金(点数)を支払って食べることで、ゴチ上がりされることを回避できるシステムだと紹介されていた。一方で、相手が食べた寿司で上がることができる“食撃”システムも用意されているという(以下の動画参照)。この辺りの詳細は今後発表されるだろう。

本作にはこのほか、サイドメニューを注文できる要素も存在。味噌汁やデザートなどさまざまなサイドメニューが用意され、それぞれに特殊効果がある模様。たとえば茶碗蒸しを注文すると、数巡のあいだ巻き寿司・軍艦のみを引くことができるという。また、バーナーを注文して手持ちの寿司ネタを炙れば、特定の役を狙えるようだ。上手くサイドメニューを食べこなすことで、勝負を有利に運ぶことができる。


早期アクセス配信開始時点では、主要なメカニズムとゲームプレイのほとんどが実装された状態となる見込み。プレイヤーキャラクターは4体収録される。そしてさらに開発が進められるなかで、キャラクターや着せ替えモデルの追加、ランダムマッチ時のランク機能の導入、試合記録機能の実装などが進められていく。正式リリースまでは3か月ほどを計画しているとのこと。

『寿司王 -sushi ou-』は、PC(Steam)向けに8月24日に早期アクセス配信予定。将来的にはスマホ版もリリースも検討しているそうだ。