クライムアクションシリーズ最新作『Mafia III』のアナウンストレイラーが公開、“ファミリー”とは

2Kおよび傘下のスタジオHangar 13は、先日正式発表されたオープンワールドクライムアクションゲーム『Mafia III』のアナウンストレイラーを公開した。あわせて、2K Japanから日本語字幕付きのトレイラーが公開され、国内向けの発売も明らかにされている。

2Kおよび傘下のスタジオHangar 13は、先日正式発表されたオープンワールドクライムアクションゲーム『Mafia III』のアナウンストレイラーを公開した。あわせて、2K Japanから日本語字幕付きのトレイラーが公開され、国内向けの発売も明らかにされている。

 

Clay先生のハードボイルド“ファミリー”講座

『Mafia III』は、2002年に発売された『Mafia: The City of Lost Heaven』と2010年の続編『Mafia II』から続くシリーズ最新作。アメリカ史上最も騒乱に満ちた1968年のニューオリンズを舞台に、ベトナム帰還兵の主人公Lincoln Clayの復讐劇と“ファミリー”にスポットライトを当てている。孤児であったClayはニューオリンズの黒人系組織のもとで育てられたが、イタリア系組織の裏切りで幼くして“家族”を失ってしまう。復讐の業火に燃えるClayはイタリアンマフィアへの報復を開始。裏社会の勢力図を破壊する。その後、自らの“ファミリー”を率いて街に変貌をもたらしていくという物語を描いている。

映像では、報復の対象と思われるターゲットを移送する車内で、Clayが自分の“ファミリー”を殺された過去の惨劇を振り返りながら、家族を意味する言葉の本質を語っている。車を停めた先に広がるのはアメリカ南西部特有のバイユー。野生のワニが生息する湿地帯はまさに暗く血に飢えた底なし沼だ。到着する3人の仲間と捧げられる生贄。Clay一家のハードボイルドファミリー講座はここでおしまい。『Mafia III』は、PlayStation 4/Xbox One/PC向けに2016年の発売を予定している。

本作の開発を手がけるのは、2008年のゲーム『Star Wars: The Force Unleashed』で脚本を担当したHaden Blackman氏率いる2K傘下の開発スタジオHangar 13。同氏はプレスリリースの中で、「『Mafia III』では、アメリカ史上最も騒乱に満ちた時代背景のハードボイルドドラマの中で、誰も予想だにしなかった新たなアンチヒーローと、象徴的な街並みをお届けします」とコメントしている。60年代アメリカの雰囲気をたっぷり漂わせる音楽演出にも注目したい作品だ。

Ritsuko Kawai
Ritsuko Kawai

カナダ育ちの脳筋女子ゲーマー。塾講師、ホステス、ニュースサイト編集者を経て、現在はフリーライター。下ネタと社会問題に光を当てるのが仕事です。洋ゲーならジャンルを問わず何でもプレイしますが、ヒゲとマッチョが出てくる作品にくびったけ。Steamでカワイイ絵文字を集めるのにハマっています。趣味は葉巻とウォッカと映画鑑賞。ネコ好き。

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