SteamでもV8をたたえよ。映画「マッドマックス 怒りのデスロード」などが海外で配信開始、ゲーム版とのバンドルも

SteamにてWarner Bros.の映画作品「マッドマックス」シリーズの配信が開始された。

SteamにてWarner Bros.の映画作品「マッドマックス」シリーズの配信が開始された。1979年のオリジナル版「マッドマックス」に始まり、「マッドマックス2」と「マッドマックス/サンダードーム」、さらに今年国内で放映された「マッドマックス 怒りのデスロード」を視聴することができる。なお、残念ながら配信対象は一部の地域に限られており、日本国内からはストアページへのアクセスが制限されている。

V8をたたえよ、Steamで

世界中から熱狂的な賞賛を浴び、一部の視聴者たちをウォーボーイズへと変異させた最新作「マッドマックス 怒りのデスロード」は19.99ドル、また過去シリーズはそれぞれ14.99ドルにて配信されている。海外フォーラムNeoGAFのユーザーが報告したSteamDBでの検索結果を見ると、映画の「マッドマックス」シリーズは複数の地域にて配信される模様だが、残念ながら現時点では日本語版が配信される可能性は低そうだ。

なお北米および欧州地域では、『Just Cause』シリーズの開発元Avalanche Studiosが手がけたゲーム版『Mad Max』がローンチされている。「怒りのデスロード」ではほとんど見せ場の無かったマックスの愛車「インターセプター」を取り戻すため、プレイヤーは新たな車両「マグナスオプス」に乗り込みイカれた時代の暴走族たちと死のレースを繰り広げる、というゲーム内容。余談ではあるが、すでに海外メディアのレビューが解禁されており、単調なミッション内容や戦闘アクションでやや低めの評価を与えられているようだ。

Steam上では、このゲーム版『Mad Max』と「怒りのデスロード」のバンドルが71.98ドル、ゲーム版『Mad Max』とすべての過去作のバンドルが106.20ドルにて販売されている。

2012年6月に配信されたインディーゲームをテーマにしたムービー「Indie Game: The Movie」を皮切りに、Steamでは映像作品が続々と配信されている。ただその作品はいずれも独立系や小さなスタジオが手がけてきた作品ばかりで、今回のように大作映画がリリースされるのは始めてのことだ。Warner Bros.は「Batman」や「LEGO」、「ロード・オブ・ザ・リング」などのゲーム化も手がけており、今後こういったゲームとセットでの登場が期待できるかもしれない。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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