Blizzard Entertainmentが運営するオンラインゲームサービス「Battle.net」において、ブラウザからのログイン画面ページが日本語化されていることが明らかとなった。アカウント管理画面など、ほぼ全てのページはまだ英語のままで記されている。長年、同社作品のPC版における日本語ローカライズには疎遠だったBlizzardだが、今後国内でなんらかの展開があるのではないかと期待が湧く状況だ。
BlizzardがF2Pゲームで日本市場へ参入?
10年以上前に『Diablo II』や『Warcraft III』の日本語版が販売されて以降、BlizzardのPC向けタイトルが日本語で展開されることは今まで無かった。家庭用ゲームハードにおいては、スクウェア・エニックスが国内でローカライズ販売した『Diablo III』の例があるが、ここ十数年、Blizzard製タイトルのPC版では一切日本語が見られない状況が続いている。
現在Blizzardが運営する各タイトルに着目すると、先日サービスを開始したMOBA『Heroes of the Storm』に対し、最大のライバルとなるであろうRiot Gamesの『League of Legends』は日本市場でも展開する様相を見せている。またオンライン対戦カードゲーム『Hearthstone』においては、日本人のプロゲーマーであるkoroneko選手が存在する。さらに両作ともにF2Pゲームであることを考えると、ユーザーベースの増加は非常に重要な課題であり、日本市場のパイを取りに来た、とも見れるかもしれない。
現在AUTOMATONではBlizzard Entertainmentに取材を申し込んでおり、続報があれば引き続きお伝えする予定だ。