無限ループ海岸脱出ゲーム『LINGKARAN(リンカラン)』発表。実力派スタジオが挑戦する、ループ型マルチエンド探索ゲーム

『LINGKARAN(リンカラン)』は、謎解き脱出ゲームだという。舞台となるのは謎の島。主人公は記憶を失っており、この島はループするのだという。

トリサンは1月10日、『LINGKARAN(リンカラン)』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年春発売するという。

『LINGKARAN(リンカラン)』は、謎解き脱出ゲームだという。舞台となるのは謎の島。主人公は記憶を失っており、この島はループするのだという。プレイヤーは一人称視点で島を探索し、失った記憶を取り戻すヒントを集め、この世界から脱出することを目指す。

海辺にはさまざまなアイテムが存在。それらを拾ったり謎を解いていくと、主人公の記憶が回想として蘇るという。たとえばぬいぐるみを拾うと、回想の一環として「女の子の声」が聞こえてくるわけだ。また何度もループすることで、新たな発見があるという。夜の海にあるものがロック部屋のヒントになるといった次第。小さなものもくまなく調べることが重要になるそうだ。

なお本作はマルチエンディング形式を採用。プレイヤーの行動で物語が分岐していくそうだ。海辺の探索や回想シーンの情報など、ありとあらゆるものを手がかりにし、プレイヤーの「希望」になりえる材料を見つけ出すのだ。

本作を手がけるのは、トリサンだ。大阪・中崎町に本拠地を構える開発スタジオである。遊技機映像やVR、展示映像のほか、ゲームの受託開発事業を展開。主に映像やグラフィック面に強みをもち、3Dゲームの実績としては『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の一部モデルや『GRANBLUE FANTASY: Relink』のVFX制作に参加。2D実績としては『魔法使いの約束』のミニアニメーションや『あんさんぶるスターズ!!』の一部Live2Dモデルやモーションの制作に携わっている。そして今回同社が初の自社パブリッシングゲームを開発するようだ。

本作『LINGKARAN(リンカラン)』においては、そうしたノウハウが活かされたであろう独特の“島感”が3Dで表現されている印象だ。どのような体験ができるゲームになるのだろうか。続報が気になるところである。

『LINGKARAN(リンカラン)』は、PC(Steam)向けに2025年春発売予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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