時を操るアドベンチャー『Life is Strange』が実写化。あのArcadia Bayがより美しくなって帰ってくる


スクウェア・エニックスはLegendary Digital Studiosと提携し、『Life is Strange』の実写映像を製作することを発表した。スクウェア・エニックスのマーケティング部門代表であるGreg Siegel氏は今回の発表にあたってプレスを通じ喜びの声をあげている。

「Legendary Digitalとともに、新たな形のArcadia BayやよりリアルになったBlackwell Academy、人間味のあるキャラクターを、より表現できることが誇らしいし興奮している」

Legendary Digital Studiosは、近年では『Dead Rising: Endgame』などを手がけるなどゲームの実写映像化に精力的な会社のひとつだ。シニア・バイスプレジデントのGreg Siegel氏も「実写化にはぴったりだ」とこのプロジェクトに対し意欲的なコメントを残している。今回の実写化ではdj2 Entertainmentが製作の協力にあたり、2018年公開予定の『Sonic the Hedgehog』にも携わっているDmitri Johnson氏やDan Jevons氏が共同プロデュースを担当。ディレクターやスクリプトといったスタッフは現在選定中であるとのことだ。

映像はゲーム版のもの

『Life is Strange』は、フランスに拠点を構えるDontnodが開発を担当した、時を操る能力を手に入れた少女Maxを操作するアドベンチャーゲーム。5年ぶりに故郷に戻り、内気で周りに合わせられないMaxが、久々に再会した暴君Chloeとともに行方不明となったRachel Amberを探しながら、街に起こった変異の真相を突き止めていく。“時を巻き戻す”というアイディアをうまくゲームに落とし込んだ独特のシステムや、先読みのできないシナリオ、個性豊かなキャラクターなどが人気を集め、The Game AwardsのGames for Change Awardを代表に数々の賞を受賞していた。作中でも目を見張るようなカットシーンが多く、演出面でも評価されていた作品なだけに、実写映像化にぴったりの作品だと言えよう。選択肢によってキャラクターの運命が決まったり、エンディングが変化するなど、ユーザーごとにそれぞれ異なる物語が展開されるのも本作の魅力。このようなシステムが、映像作品としてどのように描かれるのかも楽しみだ。

『Life is Strange』はPlayStation 4/PlayStation 3/Xbox One/Xbox 360/PCでリリースされており、7月22日からエピソード1を無料配布中だ。日本語字幕はもちろんのこと、音声吹き替えも搭載されておりかなり力の入ったローカライズが展開されているので、これを機にBlackwell Academyの群像劇にふれてみてほしい。