島暮らし冒険サバイバル『Len’s Island』6月19日正式リリースへ。最大8人マルチプレイも実装予定、みんなで気ままに協力島ライフ
Flow Studioは4月18日、オープンワールドサバイバルRPG『Len's Island』について、Steamにて6月19日に正式リリースすると発表。同日に実施されるアップデートでは、最大8人協力プレイなどの新要素も多数実装される。

デベロッパーのFlow Studioは4月18日、オープンワールドサバイバルRPG『Len’s Island』を6月19日に正式リリースすると発表した。本作は現在PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。あわせてバージョン1.0の詳細も明かされており、最大8人での協力マルチプレイなど多数の新要素が実装されるようだ。
『Len’s Island』は見下ろし視点で展開する、アクション性の高いダンジョン探索と、島でのスローライフを融合させたハイブリッド作品だ。広大な自然あふれる島々を舞台に、モンスターとの戦闘を繰り広げつつ、農業や釣り、拠点づくりといった平穏な生活を築くこともできる。
本作の舞台「Len’s Island」は、自動生成される広大な島々で構成されており、鬱蒼とした森林地帯やトロピカルな砂浜、氷雪に覆われた荒野など、バイオームも多彩。プレイヤーは島に流れ着いたばかりの新参者として、生き延びるための生活基盤を築いていく。
ゲームプレイは見下ろし型視点で展開され、まずは素材を集めてクラフトや拠点の建築で暮らしを充実させていく。建築はログハウス風から東南アジア風まで、幅広いスタイルから選択可能だ。そして生活面では農業や釣り、狩猟で食料を得ることも可能。橋を架けて交通の便を整えたり、街で住民と取引し交流を深めたりと、単なるサバイバルにとどまらない、生活全般にわたるシミュレーションが用意されている。
一方で、島の各地には危険なモンスターが潜むダンジョンが存在し、プレイヤーは貴重な資源や財宝を求めて挑むことになる。戦闘は回避やスキルの使用タイミングが問われるアクション性の高い内容で、敵の攻撃を読み、反応する反射神経と判断力が試される。スキルツリーによる育成要素や、装備へのエンチャントシステムなども用意されており、RPG的な成長も可能だ。

本作は、2021年11月にSteamにて早期アクセス配信が開始。サバイバルがメインのゲームプレイながらも、一方でゆるく拠点づくりなどが楽しめるバランスが好評を博し、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約3500件のうち85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。これまでに多数のアップデートが実施され、高難度の「Cursed(呪われた)」ダンジョンの追加や、拠点を防衛する「Harvest Moon(収穫月)」イベント、オオカミ・トラ・犬猫を含むペットの実装など、精力的な開発が進められてきた。

そして、満を持して迎えるバージョン1.0では、注目すべき機能として最大8人のオンライン協力プレイが実装予定。拠点づくりや農業、ダンジョン探索など、本作の根幹をなす要素を仲間と共に楽しむことができるようになる。建築を分担して大規模な要塞を築いたり、役割を分けて戦闘に挑んだりと、チームプレイによる戦略の幅も広がるだろう。
加えて、新たな敵やボスの追加、弓を含む遠距離武器や「Exotic Items」といった上位ティア装備、新規ロケーションや巨大作物、古代語システムの導入など、多数の新コンテンツも登場予定。パフォーマンス改善やバランス調整も含む、大規模な刷新が予告されている。

『Len’s Island』は2019年初頭より開発がスタートし、2020年のKickstarterでの目標額を大きく超える資金の獲得、2021年の早期アクセス開始、そして現在に至るまで、着実に進化を遂げてきた。ついに正式リリースを迎える本作がどのような仕上がりとなっているのか、注目が集まる。
『Len’s Island』は現在PC(Steam)向けに早期アクセス配信中で、6月19日に正式リリース予定。現在の通常価格は税込3400円となっている。なお正式リリース後には、30ドル(日本円で約4300円)程度の価格に値上げすることが予告されている。