“アラブ企業が筆頭株主になった”スマホゲーム会社KLabと、EAとの協業契約が突如解消。共同プロジェクト『EA SPORTS FC TACTICAL』は開発中止に
KLabは2月6日、Electronic Artsと共同でプロジェクトを進めていたサッカーシミュレーションゲーム『EA SPORTS FC TACTICAL』を開発中止すると発表した。

KLabは2月6日、Electronic Arts(以下、EA)と共同でプロジェクトを進めていたサッカーシミュレーションゲーム『EA SPORTS FC TACTICAL』を開発中止すると発表した。これに伴い、両社は協業の契約を解消するとのこと。
本作は、iOS/Android向けの基本プレイ無料サッカーシミュレーションゲームだ。プレミアリーグやブンデスリーガなどのトップリーグで活躍する5000名を超える実在サッカー選手が登場し、プレイヤーは監督として自らのチームを編成。試合ではターン制にてピッチ上の選手を指揮でき、また選手のトレーニングなどの育成要素も用意されている。
本作をEAとの共同プロジェクトとして手がけてきたKLabは、モバイル向けオンラインゲームを中心とした企画・開発・運営などをおこなっている老舗デベロッパーだ。『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』 などを手がけてきたことでも知られるものの、サービス終了したゲームもあり、近年では業績悪化も続いていた。ただ先日にはアラブ首長国連邦(UAE)の投資会社を筆頭株主として、新株式および新株予約権の発行による、約51億円の資金調達を報告していたことも記憶に新しい(関連記事)。

KLabとEAは2020年8月、新規のスマートフォン向けモバイルオンラインゲームの開発を共同でおこなうとして業務提携契約を締結。その成果して発表されたのが『EA SPORTS FC TACTICAL』だ。KLabは、本プロジェクトを事業計画の重要な柱の一つとして位置づけ、クローズドβテストとオープンβテストを経て、2024年5月には海外の一部地域でローンチさせていた。
今回の発表(PDF)によると、KLabは多くのテストを重ねながら本作の正式リリースを目指して進めてきたものの、EAとの協議の結果、本作の開発を中止することを決定したとのこと。同社は、EAとの契約上の守秘義務により詳細は説明できないとしており、開発中止の理由は不明。一方で同社は、開発中止によりEAとの協業の契約を解消したことを明らかにした。また、これまでに開発および運営体制等の段階的な見直しなどをおこなってきたこともあり、この開発中止による同社の連結業績に与える影響は軽微だとした。
なお『EA SPORTS FC TACTICAL』は、本日2月6日をもって各アプリストアでの配信が終了。アプリ内課金機能も停止された。先行ローンチされていた国のユーザーに関しては、5月7日まで本作をプレイでき、同日をもってサービス終了となる予定だ。ちなみに公式SNSでの発表に際してEAは、『EA SPORTS FC Mobile』『EA SPORTS FC 26』といった自社の別のサッカーゲームへユーザーを誘導している。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。



