スクエニ騙し合い非対称マルチ『KILLER INN(キラーイン)』第2回クローズドベータ開幕。バランス調整みっちり実施、「カスタムロビー」など新機能もいろいろ

スクウェア・エニックスは10月4日、『KILLER INN(キラーイン)』の第2回クローズドベータテストを開始した。

スクウェア・エニックスは10月4日、マーダーミステリーアクションゲーム『KILLER INN(キラーイン)』の第2回クローズドベータテストを開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、誰でも参加応募可能。実施期間は10月14日午前6時59分まで。

本作は、最大24人でのプレイに対応するオンライン専用ゲームだ。少数の狼チームと多数の羊チームに分かれて、謎に満ちた古城を舞台に命をかけた騙しあいに挑む。

『KILLER INN(キラーイン)』では、8人の狼チームと16人の羊チームに分かれ、プレイ中に入手できる武器を手に戦う。狼となったプレイヤーは、その正体を隠し、羊たちを1人ずつ排除していく。一方の羊となったプレイヤーは、その殺人現場に残された証拠を集めて、狼を特定し倒すことを目指す。髪の毛や指紋、服の切れ端などの証拠から、適合するキャラクターを絞り込むのだ。

人狼ゲーム風ではあるが議論や投票の要素はなく、武器で戦い敵を排除する格好となる。ただし、推理を誤り羊のプレイヤーが同じ羊を倒してしまうと、キャラクターが石化してゲーム脱落だ。また羊のプレイヤーは、場内を探索し4つの鍵を集めると、港に停泊する船へのゲートを開放可能。そして船に乗り込み錨をすべて引き上げると古城から脱出でき、この場合も羊チームの勝利となる。

今回開始された第2回クローズドベータテストでは、7月に実施された第1回テストからゲームデザインの見直しやゲームバランスの調整、新機能の導入などがおこなわれている。まず、NPCがいるセーフゾーン内は、30秒のあいだ完全に無敵状態になる仕様となった。セーフゾーンで羊を殺害した狼には正体が暴かれるペナルティが与えられるが、それを気にしないプレイヤーによってセーフゾーンが“狼の狩場”となっていたため、完全な休戦状態エリアにされた格好だ。

また、羊のプレイヤーによる同士討ちについて、もし攻撃を仕掛けられてそれに反撃した場合は、石化のペナルティを受けなくなった。この点は前回のテストでプレイヤーに大きなストレスを招いていたそうで、報復キルを認めるかたちに変更された。さらに狼の同士討ちについて、羊と同様に石化して敗退する仕様が新たに取り入れられている。

ゲームバランスに関しては、マッチ序盤の過剰な緊張感(死亡リスク)を引き下げ、安心感や生存性を向上させることを主題として、基礎HPが2倍に引き上げ。プレイヤーたちの装備が整っていくにしたがって徐々に緊張感が高まっていくように、各種武器や防具、アイテムの性能など、幅広い見直しもおこなわれている。

新機能としては、プライベートマッチ向けの「カスタムロビー(α版)」が実装。従来は、フレンドとプレイする場合は最大4人パーティを組み同じチームで参加するほかなかったが、カスタムロビー機能を利用すれば対戦も楽しめる。また、ホストが公開ロビーに設定すれば、自由に参加者を募ることも可能。参加人数の設定も用意され、1対1で対戦するようなこともできる。

そして新たに「トレーニングモード(α版)」も導入された。ほかのプレイヤーがいない状態で、クエストを受けたり、キャラクターや武器、アイテムを試したりと、基礎的な操作の練習ができるモードである。また、キャラクターの見た目を変える「スキン」の設定や、プレイヤーリストなどに反映される自身のバナー(ネームプレート)の設定も追加された。

このほか、ゲームパッド・キーボード&マウスそれぞれについて、ほぼすべての操作のキーアサインの変更が可能となったり、UIの視認性向上やパフォーマンスの最適化がおこなわれたり、通報機能が追加されたりなど、利便性の向上も実施。こうした変更点の詳細はパッチノートを確認してほしい。

『KILLER INN(キラーイン)』の第2回クローズドベータテストは、PC(Steam)向けに10月14日午前6時59分まで実施中。ストアページの「KILLER INN – BETAに参加」からアクセスをリクエストし、承認されると参加できる。前回テストの当選者は引き続き参加可能だ。なお、製品版のリリース時期は未定である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 7545