『崩壊：スターレイル』サンデー実装により、景元大幅強化への期待高まる。「神策将軍」なのに活躍の場所がなかった持て余し召喚キャラが輝く可能性

HoYoverseは11月22日、『崩壊：スターレイル』のVer.2.7「八日目の旅立ち」の予告番組を配信した。番組で紹介されたように、Ver.2.7前半で実装される「サンデー」と既存のキャラクターである「景元」と相性が良さそうだとSNSなどで話題になっている。星5キャラの中でも活躍場所がなかった景元が躍動するのではないかと、期待されているようだ。

実装予定のサンデーは、召喚能力を持つキャラクターに特化したサポーターだという。サンデーは戦闘スキルを使うことで、味方キャラクターとその召喚物を即座に行動させることが可能。サンデーに戦闘スキルをかけられたキャラクターと召喚物は、敵に与えるダメージも上昇する。

一方で景元は「神君」と呼ばれる召喚物で戦うアタッカーだ。作中では「神策将軍」と呼ばれる景元であるが、作中の評価に反して、実際に景元を使用したプレイヤーからの評価は低い。最上位レアリティ5の限定キャラクターとしては「最弱」と評する声もあったほどだ。というのも、景元は召喚後に神君は自動で行動してくれるが、そのスピードがあまりにも遅かった。かといってその分火力が高いわけでもない。『崩壊：スターレイル』サービス初期に実装されたキャラという点は加味する必要があるが、活躍の場所がないのも事実だ。次のバージョンでプレイアブルになるサンデーの戦闘スキルで遅かった神君を半ば強制的に行動させることができるようになり、景元の評価を一変させる可能性を秘めている。

サンデーは戦闘スキルだけでも召喚特化のサポーターといえるが、必殺技も召喚能力を持つキャラクターに噛み合っている。サンデーの必殺技は味方単体のEPを回復し、そのキャラクターと召喚物に「祝福されしもの」という特別なバフを付与する。このバフはサンデーを基準として数ターン続き、祝福されているキャラクターの頭上にはいわゆる「天使の輪」のヘイローが浮かぶ。バフをかけられたキャラクターと召喚物は会心ダメージがアップするため、パーティの攻撃力が大幅に向上しそうだ。そうした経緯もあり、景元が強くなることが期待されているのだろう。

神君を召喚する景元はもちろんのこと、「浮元」と呼ばれるうさぎを召喚する「霊砂」や「トパーズ＆カブ」というキャラクターともサンデーは相性が良さそうだ。Ver.2.7の次に控える大型アップデートVer.3.0では、精霊を召喚して戦う新運命の「記憶」が新たに実装される（関連記事）。そうしたことからすると、サンデーはVer.3.0以降に登場するキャラクターと組み合わせても強いだろう。

「記憶」という本格的な召喚パーティが新たな編成の軸の1つになってくることが予想されるいま、サンデーは注目すべき性能を持つキャラクターだ。思い返せば、Ver.1.6でルアン･メェイと似たような状況といえるかもしれない。ルアン･メェイと実装後に追加されていったキャラクターを組み合わせることで完成する「超撃破パーティ」が、現在は主流な編成の1つとなっている。これまでの歴史をもとにすると、サンデーは本格的な「召喚物パーティ」の時代の到来を告げるキャラクターになる可能性もあるだろう。

『崩壊：スターレイル』は、PS5/PC/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中。最新バージョンのVer.2.7は、2024年12月4日にリリース予定だ。Ver.2.7の前半で新キャラクターのサンデーが実装され、景元が復刻される。Ver.2.7の後半では真の停雲こと、「帰忘の流離人」が新キャラクターとして登場し、ホタルが復刻キャラクターとして登場する予定だ。