2人マルチ対戦対応・スライム旗取りバトル『Jelly Troops』9月18日配信へ。元任天堂開発者が“『ピクミン』のオンライン対戦”欲しさに作ったゲーム

Phoenixxは7月8日、Nukenin合同会社が手がける『Jelly Troops』を9月18日に配信すると発表。本作はスライムたちを率いて旗取り合戦を繰り広げる、リアルタイムアクション戦略ゲームだ。

パブリッシャーのPhoenixxは7月8日、Nukenin合同会社が手がけるリアルタイムアクション戦略ゲーム『Jelly Troops』を9月18日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。

本作は、スライムたちを率いて旗取り合戦を繰り広げる作品だ。ソロプレイおよびローカル・オンラインでの2人対戦に対応する。

『Jelly Troops』は、誰でもできるシンプル操作と分かりやすいルールを採用し、敵の裏をかく作戦と素早い判断力が求められる作品だという。ダンジョンのようなマップには、各プレイヤーの陣地となる魔法陣が存在し、それぞれに大旗が配置。試合では相手の大旗を回収し、自陣まで持ち帰ることを目指す。また、マップの各所に存在する小旗を3つ回収することでも勝利となる。

そうした旗の回収や運搬は、コンパニオンキャラクターであるスライムを使っておこなう。スライムはプレイヤーの後をついてきて、任意の場所に投げることが可能。旗に向けて投げると、引き抜いて自陣まで運んでくれる。対戦相手が陣地に回収した小旗をこっそり盗ませるような使い方もありだ。また、マップ内に生えている魔法の実を回収させると、新たなスライムが生まれて追加される。

マップ内には、敵キャラクターであるガーディアンも存在し、一定範囲内に入った者を襲いスライムを攻撃してくる。上手く誘導すれば対戦相手に押し付けることも可能だ。また、スライムを使って特定の場所に壁を作ることができ、これもガーディアンから逃れるのに役立つだろう。この壁は、対戦相手のスライムが旗を運ぶルート上に設置して、遠回りさせるようなことにも使える。

このほか、プレイ中には“小包み”がマップ内にドロップすることがあり、ゲームプレイに有利な効果を発揮する魔法の書を獲得できる。魔法の書の効果はランダムで決定し、たとえば一定時間スライムを素早くしたり、逆に対戦相手を遅くしたり、対戦相手から見えなくなったりといった効果のものが存在。また、岩を落とす魔法では、スライムで作った壁やガーディアンを破壊することができる。

本作の開発元Nukenin合同会社は、インディー開発者の“わけん”こと渡部健氏のスタジオだ。同氏は、ソフトウェアプログラマーとして任天堂に10年間務めた経験があり、『ピクミン3』や『スプラトゥーン』などの開発に携わったという。本作『Jelly Troops』については、「大好きなピクミンの対戦になかなかオンライン機能が入らないので自分で作ることにしました」とコメント。これまでに本作は、バンダイナムコスタジオのインディーゲームレーベルGYAAR Studioが2023年度に開催した「第2回GYAAR Studioインディーゲームコンテスト」に⼊賞している。

『Jelly Troops』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに9月18日配信予定だ。Steamでは体験版が現在配信中。また本作は、7⽉18⽇〜20に京都で開催されるインディーゲームイベント「BitSummit the 13th」にプレイアブル出展される予定となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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