「群玉県」オープンワールドレース『JDM: Japanese Drift Master』大型アプデで物理挙動システム刷新。車の挙動がぐぐっと改善、渋滞も軽減
GAMING FACTORYは7月28日、『JDM: Japanese Drift Master』に向けてアップデートを配信。物理挙動システムを中心として調整が加えられており、主に車の挙動の大幅改善が謳われている。

デベロッパーのGAMING FACTORYは7月28日、レーシングゲーム『JDM: Japanese Drift Master』向けに最新アップデート(1.6.0)を配信した。物理挙動システムの刷新を含む大型アップデートとなっている。本作は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに配信中。
本作は、「群玉県」と呼ばれる架空の日本の県を舞台にレースを繰り広げる作品だ。オープンワールドで表現された群玉県には、街中から峠道まで計250kmを超える道路が存在。また、SUBARU・MAZDA・NISSAN・HONDAなどから正式ライセンスを受けた30以上のブランドの車両が収録され、ストリートやサーキットでのレースに参加できる。

『JDM: Japanese Drift Master』は今年5月にリリースされ、その後新たな車両や機能などのコンテンツの追加、およびゲームプレイの改善やバグ修正などが進められてきた。今回配信されたアップデート(1.6.0)では、プレイヤーから不評だったという部分の改善を目指し、まず物理挙動システムの一部が全面的に見直された。
物理挙動システムの刷新は、特にタイヤとサスペンションの物理に重点を置いておこなわれ、ステアリングコントローラーだけでなく、ゲームパッドやキーボード操作でも、車の全体的な感触やコントロール性の向上を感じられるとのこと。特にステアリングコントローラー向けには、フォースフィードバックシステムを作り直し、車の挙動が大幅に改善されているという。
ほかにも、ブレーキングや重力物理などの設定も調整され、アーケードモードではよりアーケードらしく、シムケードモードではよりリアルに感じられるようになったそうだ。なお物理挙動システムについては、今後も改良を続けていくとされている。
もうひとつの目玉として、ドライバーAIの改善も実施された。これはイベント中の対戦相手のAIと、オープンワールド内を交通する車両のAIの双方が対象。前者の対戦相手のAIについては、状況に応じて最適なルートを判断しながら走行するように。プレイヤーを含む周囲の車両の動きも考慮して行動を決定するため、レースの妨げになるような無謀な行動は減少するだろうと説明されている。
一方の交通車両のAIに関しては、まず高速道路での車線変更の挙動が調整された。基本的には、プレイヤーの進路を妨害するような行動が抑えられているが、道路環境によっては逆に車線変更が増えるため、注意深く走行する必要があるという。また、狭い山道においては車間距離を取りようになり、プレイヤーは車と車の間を縫うようにして走行可能に。渋滞も軽減されるそうだ。

今回のアップデートではこのほか、新規車両の「Honda NSX NA1(1992)」や、車両用の各種パーツなどが追加。バグ修正なども実施されている。また、群玉港エリア内には立体駐車場が追加されており、1階から最上階までを登り降りするアンダーグラウンド・サイドミッションレースをプレイ可能だ。アップデートの詳細はパッチノートを確認してほしい。
『JDM: Japanese Drift Master』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに配信中だ。なお、各ストアでは現在25%オフセールが実施されており、Steamでは8月12日まで2970円(税込)で購入可能となっている。