時を巻き戻す少女が主人公のアドベンチャーゲーム『Life is Strange』日本語版が2016年3月にリリースへ、Steam版へは無料の日本語アップデートも

スクウェア・エニックスは、Dontnod Entertainmentが開発したアドベンチャーゲーム『Life is Strange』の日本語版を2016年3月3日にリリースすると発表した。

スクウェア・エニックスは、Dontnod Entertainmentが開発したアドベンチャーゲーム『Life is Strange』の日本語版を2016年3月3日にリリースすると発表した。価格は税込み4800円。対象プラットフォームはPS4/PS3/PC(Steam)とされており、英語Steam版にも3月3日に無料の日本語アップデートが実施されることが明らかにされている。なお全機種でデジタルダウンロード版が配信されるが、パッケージ版はPS4版のみの発売となる。

『Life is Strange』は、カプコンと共に『Rmember Me』を開発したフランスのDontnodが今年発売したアドベンチャーゲームだ。米国オレゴン州に位置する架空の町「アルカディアベイ」を舞台に、プレイヤーは5年振りに故郷へ帰ってきた主人公の「マックス」と、上手くいかない家族関係に苛立ち反社会的な行動に身を染めている昔の親友「クロエ」の物語を追う。マックスが「時を巻き戻す能力」を持っているのが本作最大の特徴で、プレイヤーは時を巻き戻して選択を選び直したり、過去のシーンを見てヒントを得たりすることができる。

日本語版『Life is Strange』は、音声と字幕ともに日本語/英語に切り替えることが可能だ。今回の発表に合わせ、スクエニでは日本語吹き替えでプレイしている19分ものゲームプレイ映像が披露されている。なお海外版との日本語版の差異について、スクエニは「審査機関における禁止表現に該当するゲーム内オブジェクト(落書き、絵画等)の内容変更」があるとのことだ。

過去にスクエニが国内パブリッシングを担当したTelltale Gamesのアドベンチャーゲーム『The Walking Dead』では、PS3版では日本語に対応していたものの、先にリリースされていた英語PC(Steam)版には追加されないという対応がなされていた。しかし先日からスクエニはプラットフォーム間や地域間で差異が出ないようなパブリッシングに取り組んでおり、『Just Cause 3』では国内外で表現の差異がなくSteam版にも日本語データが追加されることや、『Overwatch』は日本語版がBattle.netでも提供されることなどが明らかにされている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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