スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)は、日本語版『Just Cause 3』の海外版との仕様の違いについて公式ブログにて明らかにした。過去作では日本語版にかなり厳しい規制が敷かれてきた『Just Cause』シリーズだが、最新作では一切の表現規制無しにプレイが可能だという。また、Steamでの英語版のリリース開始日時も海外でのローンチ時間に合わせるなど、いままでのスクエニらしくもない対応が今回発表されている。
日本語版『Just Cause 3』は海外版と同一の内容となり、ゲーム仕様や表現等に変更箇所は存在しない。PS4/Xbox One版だけでなくPC版でも日本語字幕、日本語音声が実装される。また日本語版は2016年1月21日からの発売が予定されているが、Steam上では2015年12月1日より英語版が先にアンロックされる予定となっており、1月21日になれば無料アップデートファイルにて日本語音声と日本語字幕に切り換えることができるようになる。
2010年に発売された日本語版『Just Cause 2』は、武器による民間人の攻撃が一切禁止され、さらに49個の勢力ミッションのうち4個が削除されるという仕様となっていた。またSteamにて販売されている初代『Just Cause』や『Just Cause 2』のPC版は、日本語字幕や吹替えを公式にサポートしていない。今までのスクエニは、たとえ家庭用ゲーム機向けに日本語版をリリースしていても、PC版にローカライズデータを収録することはほぼなかったが、今後は今回のような方針を続けるのだろうか。ただしスクエニはBlizzard Entertainmentの新作『Overwatch』の国内パブリッシングも担当しており、同作においては本来のPC/Xbox Oneを除くPS4版のリリースを表明している。
なお英語版を先行リリースし、日本語版のリリース時には日本語データをアップデートにて追加するという手法は、本日リリースを迎えたばかりの『Fallout 4』でも採用されていた。