日本語版『Fallout 4』は北米オリジナル版との表現差異無しで販売へ、CEROが人間の頭部粉砕や身体のバラバラ表現を許可?
Bethesda Softworksは、『Fallout 4』の日本語版がCERO「Z」区分にてリリースされることを明らかにした。「表現内容については、北米版との差異が無い状態」で発売されるとのことで、言葉どおりならば表現は規制されず、ミッションなど一部コンテンツも削除されない形での販売となる模様だ。
お待たせしました、CERO Zにて発売決定です!表現内容については、北米版との差異が無い状態で発売します。最新トレーラーも公開、ワンダラー(放浪者)がウェイストランドを旅してます!https://t.co/zfpF7A568T #Fallout4
— ベセスダ・ソフトワークス (@Bethesda_jpn) 2015, 10月 28
かつてBethesdaからリリースされた『Fallout 3』とそのスピンオフに当たる『Fallout: New Vegas』は、どちらも一部地域にて規制が加えられた状態で販売されてきた過去がある。たとえばドイツやオーストラリアでは流血表現や人体の欠損表現がカット(ただしドイツでは、後に『Fallout: New Vegas』のUltimate Edition発売時に規制が解除されている)。日本地域でも同様の表現規制が加えられ、さらに『Fallout 3』では原子爆弾関連のミッションが削除されるという事件も起きた。
一方で今作『Fallout 4』では、ドイツおよびオーストラリアでも表現規制や変更を加えずに販売されることが明らかにされており、これに日本語版も続いた形となる。
ただ日本語版にて表現規制が加えられないという発表は、公式Twitterアカウントの発言を見てもまだ信じられないのが正直なところだ。過去に公開されたゲームプレイ映像では、レイダー(人間)の身体がバラバラに吹き飛んだり、頭部が砕け散るといった激しいゴア表現が散見されている。これらの表現にCEROがOKを下したというのなら、それはそれで大きなニュースであると言えるだろう。
海外の11月10日の発売から遅れること1か月、日本語版『Fallout 4』は12月17日にリリース予定となっている。対応言語は「日本語音声と日本語字幕」とされており、過去作と同様に英語音声や字幕は収録されない見通しだ。