超リアルライフシム『inZOI』新アプデで「若者が突然死しない」ように。“現実の反映”をあえてやめる

KRAFTONは4月1日、ライフシミュレーションゲーム『inZOI』向けにパッチ0.1.3を配信開始した。若年層のキャラクターが突然死しなくなるなど、調整がおこなわれている。

KRAFTONは4月1日、ライフシミュレーションゲーム『inZOI』向けにパッチ0.1.3を配信開始した。本アップデートでは、寿命システムが見直され、若年層のキャラクターが突然死することがなくなり、より長く生きられるように調整された。ほかにもいくつかの修正がおこなわれている。

『inZOI』は、Unreal Engine 5による精細なグラフィックが特徴のライフシミュレーションゲームだ。「Zoi」と呼ばれるキャラクターを作成し、神の視点となってそのキャラクターたちの人生に関与していく。


本作では、街の住人たちは自由意志で行動し、仕事に励み、レジャーを楽しみながら日常を過ごす。ゲーム内にはSNSも存在し、人々の間ではさまざまな話題やゴシップが飛び交う。結婚や出産、病気、交通事故など、現実さながらのイベントが発生し、キャラクターごとに異なる人生を歩むことが可能だ。さらに、建築要素や生成AIを活用したクリエイティブツール、都市の治安を調整するシステムなど、多彩なカスタマイズ要素も用意されている。

今回のパッチ0.1.3は、小規模なホットフィックスとして適用されるもので、いくつかの修正が含まれている。その中でも最も大きな変更点は、Zoiの寿命に関するルールの調整だ。

これまでの仕様では、Zoiは“現実での確率”に基づき、比較的若い年齢でも自然死する可能性があったという。しかし、開発チームはプレイヤーがキャラクターの人生に深く没入し、感情移入できる時間を確保することも重要だと判断。これを受け、寿命システムが見直され、高齢のZoiのみが自然死するよう変更された。

自然死とは、老衰のほか、心筋梗塞や脳梗塞といった急性疾患による死亡を指す。現実ではこれらの症状が若年層にも発生することがあるが、ゲーム内では若者の突然死を排除することで、プレイヤーがZoiとの時間をより充実させられるよう調整された格好だ。

ライフシミュレーションゲームでは、キャラクターがさまざまな経験を積みながら独自の人生を築いていく点も魅力のひとつ。キャラクターが十分に成長する前に突如死亡してしまうと、ゲーム体験としては理不尽さを感じる可能性はあるだろう。今回の変更は、リアリティよりもプレイヤー体験を重視した調整といえそうだ。なお、この変更はパッチ適用後に新しく作成されたZoiにのみ反映されるため、既存のキャラクターには影響しない点には注意が必要だ。

ほかにもパッチ0.1.3では、特定の条件下で衣類を洗濯しても汚れや損傷が残ってしまう問題の修正や、一部の状況で断続的にクラッシュが発生する問題が修正された。衣類の汚れが落ちづらいと感じていたプレイヤーは、パッチ適用後に改めて洗濯を試してみるといいだろう。詳しくは公式のパッチノートを確認されたい。

また、開発元のinZOI Studioは、今回のパッチ配信前に公開した声明において、今後もこうしたホットフィックスを迅速に提供する方針を明らかにしている。当初は2か月に一度のペースで大型アップデートを行う計画だったが、プレイヤーからのフィードバックを反映し、短期間での修正も重視するかたちへとシフト。今回のアップデートもその一環なのだろう。

なお、本作では過去にも子どもが交通事故に遭うバグが発生し、即座に修正が行われたことがある(関連記事)。また、再婚を繰り返すことで一部の家族が消失するバグも確認されており、今後のアップデートで対応されるものとみられる(関連記事)。今後も小まめにブラッシュアップされていくことが期待される。

『inZOI』はPC(Steam)向けに早期アクセスで配信中。

Yusuke Sonta
Yusuke Sonta

『Fallout 3』で海外ゲームに出会いました。自由度高めで世界観にどっぷり浸れるゲームを探して日々ウェイストランドをさまよっています。

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