ゲームのダウンロード版、購入後に価格10パーセント分のストアクレジットで払い戻し可能になったら?MicrosoftがXboxアンケートで質問
パッケージ版のビデオゲームはショップで中古売買できるが、ダウンロード版は一度購入しアクティベートすればアカウントにひも付けされ、売ったり交換したりすることはできなくなる。だがもし購入後、このダウンロード版がストアクレジットと交換することが可能になったら、あなたは利用するだろうか。MicrosoftがXbox関連のアンケートで、同様の質問をしたことが明らかとなっている。
海外フォーラムRedditのユーザーは、Microsoftが以下のような質問をしたと、サブレディットへ画像を投稿した。
これに対して回答は「はい、多くのデジタルゲームがあります」「はい、ただしもうプレイしていないデジタルゲームは少しだけです」「いいえ」「わかりません」の4つが用意されている。
まず疑問に浮かぶのは、わずか10パーセントの価格で払い戻しを利用するユーザーが存在するのかという点。60ドルのフルプライスタイトルを購入しても6ドルでしか払い戻しできないことになり、発売2年から3年のタイトルでこのサービスを利用するユーザーはほとんどいないだろう。また各タイトルの払い戻しには、タイトルごとにパブリッシャーの許可が必要になるはずで、導入しても全タイトルが即座に対応できない、あるいは計画自体が頓挫する可能性もある。
一方で、何年も前に購入してそれ以来プレイしていない大量のタイトルを整理し、ついでにお金ももらえると考えるのなら、それほど悪い取り引きではないとも感じる。自慢のゲームライブラリが小さくなることをいとわないのなら、もうプレイしていない数年前の10タイトルを整理し、手にした60ドルで新作1本を買う。ハードディスクのなかでいつまでも眠っているデジタルデータを解放し、得たお金で新作を買うという循環は、業界的にもいいのではないだろうか。
良し悪しはさておきデジタルゲームではプロダクトキーの売買もあるが、これらは一度アクティベートすれば取り引きはできなくなるため、今回のMicrosoftの質問とはまた別のものだ。また実在するディスクをショップに売る中古売買とは異なり、”デジタルデータを利用できないようにしたらお金がもらえる”というのは、いままでにない不思議な感覚でもある。EurogamerからGamasutraにKotakuまで、このMicrosoftの質問は多くの海外メディアの興味をひいており、実現するか注目が集まっている。